歴人マガジン

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「戦国前夜」 

大河ドラマ「真田丸」がスタートし、2016年は戦国時代がトレンドになりそうだ。そこでレキシズルが集めた900人の歴史好きのアンケート結果を見てみよう。

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900人中、約400人が一番好きな時代を「戦国」と答えた。拡大解釈になるが、日本人にとって最も興味があり、もっと知りたいと思う魅力がこの戦乱の時代にはあるのだろう。

さて、次に人気の人物を見てみようー

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おっと、1位が戦国時代の人物ではなかった。この土方歳三、圧倒的に女性の人気が高い。加えて僕の脳内データだと、土方好きの女性は美人が多い。ただし土方がイケメンなだけに、なかなか土方好きの女性は志向が高いと感じる。男性諸君はぜひ己を磨いてアタックしてみよう。

余談土方はさておき、2位に真田幸村がいる。レキシズルのリサーチ的には、今年の大河は、ばっちりニーズに合っている訳だ。

さてそんな戦国時代、どんなきっかけで始まったのだろうか?

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室町幕府の根本的な構造なのだが、初代の足利尊氏が結構気前の良い人物で、領地を豪族たちに与えまくっていた。つまり幕府直轄の領地が多くないので、必然的に地方豪族の力が強かった。そして次の将軍を誰にするかなどで、利権争いに発展。応仁の乱など10年に渡る戦で、室町幕府は支配力を失ってゆく。既成の概念が覆り、新しい勢力がどんどん登場する。いまで云う、無名のITベンチャーが急成長して台頭していく時代といっしょだ。

そんな戦国前夜、ひとりの画期的な男が登場する。

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下克上を渾身で体現し、美濃のマムシと呼ばれ、商人から成り上がった戦国大名である。そんな道三の下克上ストーリーを簡単にまとめてみよう。

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この4ステップを繰り返し、美濃一国の国主になった。ただ者ではない。ホリエモンをさらに傍若無人にし、戦闘力を備えさせたイメージ。

さらにこの道三、領国経営も非常に上手い。

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室町は既得権益の時代。これを取っ払い、経済を活性化させた。多くの商人が美濃に集まり、新しい時代が到来したことを実感しただろう。あの織田信長も道三から様々な要素を模倣している。

そんな新しい時代を腕一本で生きた道三だが、最期は因果応報、息子に背かれ戦場で死ぬ。

戦国時代を一言で表せば、波瀾万丈。その前夜を彩った斎藤道三。新しい時代の幕開けには、こういう尖った人物たちが権謀術数を駆使し、トビラを開けてゆく。そんなドラマが無数にクロスし、生き残りを賭けたシンプルな構図が戦国人気の秘密なのかもしれない。

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