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【 今回も魅せます! 】「超高速!参勤交代 リターンズ」試写会レビュー

【 今回も魅せます! 】「超高速!参勤交代 リターンズ」試写会レビュー

江戸時代を舞台に、各地の大名が江戸へ一年おきに幕府へ出仕する決まりの「参勤交代」。
この参勤交代をテーマに、2014年に公開され大ヒットを記録した映画「超高速!参勤交代」をご存知でしょうか?

先日、続編である9/10(土)公開予定の「超高速!参勤交代 リターンズ」が完成、報告会見が開催されました。
歴人マガジン編集部でも一足早く試写会にお招きいただき、新作をチェックした感想も含めレポートしたいと思います(ネタバレはない!ハズ・・・)

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コメディ、アクション、浪花節の絶妙なバランス

この映画はタイトルのとおり、江戸時代に各大名に命じられた「参勤交代」をテーマにした作品。

前作は福島の湯長谷藩(ゆながやはん 現福島県いわき市)藩主 内藤政醇(まさあつ)はじめ家臣6名が、江戸幕府の悪老中松平信祝(のぶとき)に本来10日かかる参勤を4日以内に出仕せよ、という無理難題を突きつけられながら、智力体力の限りを尽くしながら江戸まで超高速での参勤を果たすというストーリー。

フィクションでありながらエンタテインメント性と斬新さの溢れるストーリーで大ヒットし、第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞などの高い評価を受けました。

まずは前作おさらいの意味も含め「1分で振り返る映画『超高速!参勤交代』をご覧ください。(1:12)

この物語の舞台は江戸時代八大将軍吉宗治世下の享保20(1735)年。
前作描かれたのは湯長谷から江戸への道中の「参勤」ですが、今回は湯長谷へ帰る「交代」の道のりとその後を描いています。
そこで今作の予告編もどうぞ。(1:00)

佐々木蔵之介さん演じる湯長谷藩の藩主内藤政醇は、地元の民をなにより大事に考え、民から慕われる名藩主。
居合の達人でもありながら、極度の閉所恐怖症というコミカルな役どころ。

前作で一目惚れした深田恭子さん演じるお咲(いやー本当に美しい・・・)を側室に迎え、めでたしめでたしと家臣らと湯長谷へ戻る最中に国元で一揆が起こっただけでなく、城まで乗っ取られてしまったというニュースが。
なんと前回の倍の早さで湯長谷に戻らなければならなくなるところから物語が動き始めます。

一方、前作では一連の騒動の責任を取らされ蟄居させられますが、恩赦により政治の舞台に復活してきた悪老中松平信祝役は陣内孝則さん。あらゆる手をつくして湯長谷藩を貶める策を繰り出してきます。

必死の思いでなんとか湯長谷にたどり着いた一行を待っていたのは、荒れ果てた田畑と乗っ取られた城。

さらに信祝は江戸から1,000人もの軍勢を率いて北上とのしらせが・・・
再び直面したこの絶体絶命のピンチを彼らはどのように乗り越えるか!?というのが今回のあらすじです。

超高速!参勤交代リターンズ_メイン②試写会に参加して感じたのは「今回も飽きることなく見せるなー」という感想。

まずは全編に流れるコメディタッチな描き方。
どんなピンチに陥っても、西村雅彦さん演じる家老の相馬兼続の知恵や、その他の家臣の協力で切り抜けるシーンは、「ありえんだろー」と思いながらも笑ってしまいます。
悪役の信祝役の陣内さんのメイクも派手で、いかにもこのあたりはエンタテインメント映画ですね。

また、それとは対象的なのはガチなアクションシーン。
佐々木さんの居合をはじめ、武芸達者な家臣たちが繰り広げる豪快かつ真剣な殺陣はとても本格的で、俳優陣の気合いを大変に感じます。

さらに憎いのは「浪花節」な脚本。
民を大切にする政醇のセリフや、城を乗っ取った尾張柳生の諸坂三太夫(渡辺裕之さん)の武士道を重んじる生き様など、硬派な演出が随所にちりばめられており、一言「ニクい!」と唸ってしまいます。

上述のキャストの他にも、伊原剛志さん、古田新太さん、石橋蓮司さん、市川猿之助さん、寺脇康文さん、上地雄輔さんといった豪華俳優陣のキャラクター熱演も、この映画が単なる歴史コメディではない重さを醸し出しています。

時代考証に厳しい歴史ファンがどう評価する!?

この物語はフィクションでありながら、湯長谷藩も江戸時代に実在し、内藤政醇、松平信祝なども実際にいた人物。
しかし、この物語自体に出てくるような話はあったこともないようなのです。

実際に内藤政醇は、湯長谷藩第四代藩主として「忠孝・倹約・扶助」を旨とする藩法を定めたという史実もあり、名藩主というのは本当だったようですが、松平信祝のあまりの悪役ぶりな描かれ方とかを見ると、ご子孫の方は大丈夫なんだろうか・・・などと要らぬ勘ぐりまでしてしまいます(笑)

しかしパンフレットなどに掲載されている時代考証などによれば、参勤交代を命じられた大名はどんな理由があろうとも遅参は許されなかったとか、大名行列では映画のように関所や江戸市中、国元に入るときだけ必死になって整えたというのも事実のようです。
現代のような通信手段もないなかで、その調整や交渉などは本当に大変だったことでしょう。

このように、完全なるフィクションと、史実を組み合わせたこの映画が、時代考証に厳しいファンにどのような評価を受けるのか!?大変に興味津々です。

私Yの個人的な見解としては、119分という長編にも関わらず、テンポよく飽きさせないストーリー展開の脚本で、俳優さんたちの熱演を大変に楽しむことができました。

全国公開に先駆けて試写会プレゼントもあり!

さて、本編の公開は9/10(土)全国で上映開始ですが、現在映画紹介サイトCinemaGeneで、公開に先駆け8/31(水)に開催の試写会チケットが10組20名様に当たるプレゼントキャンペーン実施中だそうです。
締切は2016年8月22日(月)AM10:00まで。一刻も早く観たい!という方はぜひチャレンジしてみてください。

歴人マガジンのファンの皆さんにはご覧になっていただき、ご意見を聞かせてもらいたい作品です。楽しみにお待ち下さい!

logo映画「超高速!参勤交代 リターンズ」
佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志
寺脇康文 上地雄輔 知念侑李(Hey! Say! JUMP) 柄本時生 六角精児
市川猿之助 石橋蓮司 / 陣内孝則(特別出演) 西村和彦
監督:本木克英 脚本:土橋章宏 音楽:周防義和
配給:松竹
©2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会
9/10( 土 )全国ロードショー!

参照元:
超高速!参勤交代リターンズ」オフィシャルサイト
CinemaGene 試写会プレゼントキャンペーン
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編集長Y

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