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【 敵方についた弟・幸村… 】 すべては真田の家名を守るため!真田信之、苦渋の決断

【 敵方についた弟・幸村… 】 すべては真田の家名を守るため!真田信之、苦渋の決断

大河ドラマ『真田丸』の放送も残りわずか。徳川VS豊臣の最後の戦いである大坂の陣、その戦いぶりから目が離せません。13日の放送では、真田丸の戦いにおいて徳川軍を「完封」した幸村たち豊臣軍。
「我こそは、真田左衛門佐幸村!」と叫び戦う姿は、まさに“日本一の兵(つわもの)”でしたよね。視聴者の興奮ぶりはSNS上でも話題でした。

そんななか、幸村の武名があがるのと対照的に、ひとり苦悩していたのが兄・信之です。
『英雄たちの選択 真田信之 クレジット要 真田宝物館所蔵』
ご存じの通り、信之は「関ヶ原の戦い」では徳川方に与し、9万5000石の大名となります。しかし父・昌幸と弟・幸村は、徳川に反旗を翻したばかりか「第二次上田合戦」では徳川軍に勝利したことで紀州・九度山に幽閉の身となってしまいます。

父や弟と袂を分かちながらも、信之に課せられた使命は「真田の家名を守ること」でした。
劇中でも真田のためにと、ぐっとこらえる兄上の姿が印象的ですよね・・・。

大坂の陣で敵側についた弟・幸村に、信之は…?

今年、大坂の陣の真田丸・最古の図面が発見され話題になりました。そこには、正面から出撃できる土橋が描かれており、真田丸が「守りに徹した出城」ではなく、「いつでも攻撃できる構造」だったことが分かったのです。
幸村の決戦にかける決意が読み取れますよね。
『極秘諸国城図』より「大坂 真田丸」松江歴史館所蔵(要クレジット)
一方、徳川方の兄・信之にとっては、ますます立場を厳しくするものでした。
江戸時代の史料には「信之が、幸村は大坂城に入るに違いないから討ち取ろうと、関東から討ち手を派遣した」なんて記録があるそうなんです。
また一方では、全く逆の行動を示す史料も。大坂に籠城する幸村に援兵を送るなどして、真田に謀反の疑いがかけられたという記録もあるそうで・・・。
息子たちは徳川方についていますし、この時の信之の心情は複雑なものだったでしょう。

17日(木)放送のBSプレミアム「英雄たちの選択」では、奈良大学教授で城郭考古学者の千田嘉博さんや、歴史小説家の伊東潤さん、脳科学者の中野信子さんらが信之の心のうちを様々な角度から検証。
さらに近年明らかになった史料をもとに、信之の究極の決断に迫ります。
『英雄たちの選択 真田信之』スタジオ002 ロング (1)
父・昌幸が亡くなった後、信之は、どのような行動を取るべきか?
弟・幸村を説得して、大坂城入りを思いとどまらせるのか?
あるいは、強硬策で阻止するのか? はたまた、ひそかに信繁を応援するのか・・・?

兄上目線での大坂の陣、その胸の内とは?「真田丸」最終回は目前、ぜひお見逃しなく!

BSプレミアム【英雄たちの選択】 
「決戦!真田丸 父の教えか?兄弟の葛藤か?真田信之の決断」
放送日時:2016年11月17日(木) 20:00~20:59
司会:磯田道史、渡邊佐和子
出演:千田嘉博、中野信子、伊東潤
語り:松重豊
公式HP:英雄たちの選択 http://www4.nhk.or.jp/heroes/

(編集部)

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