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【 龍馬を動かした男 】 薩長同盟をお膳立てした薩摩藩家老・小松帯刀の挑戦に迫る

【 龍馬を動かした男 】 薩長同盟をお膳立てした薩摩藩家老・小松帯刀の挑戦に迫る

今年締結150周年を迎える「薩長同盟」。薩長同盟といえば、慶応2年(1866年)1月、面目にこだわる両藩を坂本龍馬が一喝し、倒幕への盟約が結ばれたというイメージが強いのではないでしょうか。
しかし実は、その龍馬を動かして、薩長同盟のお膳立てをした人物がいたのをご存じでしょうか。その人物こそ、薩摩藩家老・小松帯刀です。

当時最も人望が厚かった!?家老・小松帯刀とは?

小松は天保6年(1835)生まれで、奇しくも龍馬と同い年。
若い頃から藩政に抜擢されており、長崎の商人・グラバーや五代友厚を通し、西洋の経済事情に精通した当代一の経済官僚でもありました。薩摩藩の政策はほとんど彼が立案したといわれるほどだったそうです。
あのアーネスト・サトウも、著書で「私の知っている日本人の中で最も魅力的な人物」だと評しています。

小松の愛用したといわれる薩摩琵琶

当時薩摩藩では、西郷隆盛を中心とする武力倒幕派と国父・島津久光に代表される慎重派の2つの勢力が存在しており、慶応元年(1865)の時点での藩論は久光側が握っていました。小松はそんな久光の意向も受け止め、下級武士だった西郷隆盛や大久保利通をもリードできる要の地位にあったのです。

また、脱藩浪人だった龍馬に資金とアイデアを提供し、海援隊を応援するなどのサポートを行います。家老の立場をフルに活用し、同盟交渉の舞台を整えて交渉全般をオーガナイズしたのです。

龍馬が裏書した同盟書簡
(宮内庁書陵部蔵)

というのも、小松自身も幕末の混乱を打開するには、長州や薩摩が主軸となった雄藩連合が必要だと考えていたから。

なぜ国父・久光の意向に反する危険性のある同盟締結に動いたのでしょうか?
22日放送のBSプレミアム「英雄たちの選択」では、近年の研究から見えつつある小松帯刀の実像を紹介。小松が抱いていた秘策と構想、薩長同盟の真実に迫ります。

坂本龍馬や西郷隆盛といった歴史上のスターたちを動かした男、小松帯刀。
薩長同盟150年にあたり、あらためて彼の立場からみた薩長同盟の真実に目を向けてみてはいかがでしょうか。

BSプレミアム【英雄たちの選択】 
「真説!薩長同盟 若き家老・小松帯刀の挑戦」

放送日時:2016年12月22日(木) 20:00~20:59
司会:磯田道史、渡邊佐和子
出演:加来耕三、桐野作人、町田明広
語り:松重豊
公式HP:英雄たちの選択 http://www4.nhk.or.jp/heroes/

(編集部)

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