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【知ってた?】カステラ・ビスケットは戦国、桜餅は江戸・・深い「お菓子の歴史」

【知ってた?】カステラ・ビスケットは戦国、桜餅は江戸・・深い「お菓子の歴史」

酒は弱いがスイーツ、つまり「お菓子」には目がない副編集長のYです。
今日はお腹が空きついでに「そうだ!お菓子っていつからあるんだっけ?」と思い立ち調べてみました。

全国菓子工業組合連合会(全菓連)のサイトに掲載されている「日本のお菓子歴史年表」をたどると、現在でも親しまれているお菓子の数々がいつ日本に登場し広まったのかが分かり、とても興味深いです。

紀元前に餅や飴のたぐいは出現していたようで、日本書紀には神武天皇が「水無飴」なる米デンプンを発酵させたようなものを作ったと記されているとか。

奈良時代に中国へ渡った遣隋使 小野妹子が中国から菓子を伝えたのが今の和菓子の原型で、平安時代の804年には最澄さんが砂糖を持ち帰って来たのだそうです。

また鎌倉時代に「茶道」の伝来と喫茶の習慣が広まり、室町・安土桃山時代にはポルトガルのザビエルさんがカステラや金平糖を持って来たというのは割と有名な話。
また豊臣秀吉が開いた茶会で、羊羹や団子、きんとんやわらび餅などの和菓子のバリエーションが増えたようですね。

パンは1641年にオランダ屋敷で売られた記録があるほか、桜餅は1741年、大福は1772年と、江戸時代に今のポピュラーなお菓子が出ています。

またおもしろいのはチョコレート。明治時代の1873年に岩倉具視一行がパリのチョコレート工場を見学した記録があるようですが、国内で作られるようになったのは大正時代の1918年。チューインガムも1916年だそうです。
※参照 全菓連オフィシャルサイト「日本のお菓子歴史年表

とまあ、駆け足でお菓子の歴史を辿ってみたわけですが、砂糖が貴重な薬だった時代から考えるとたくさんのお菓子が最初は海外から入るものの、その後日本独自に改良・発達してきたかが分かります。

この全菓連では4年に一回、全国各地を巡って行われる「お菓子の博覧会」を主催しているとのこと。これも明治44年という歴史ある博覧会。戦争による中断はあったものの、最近では第26回が昨年4月に広島で開催、次回は三重県伊勢市で平成29年に開催されるそうです。

写真に乗っているのは広島開催のシンボルとなる工芸菓子「厳島神社」。
広島市内の和洋菓子職人さんの技を結集して1年がかりで作った力作です。
厳島神社といえば、平安時代に支配者だった平氏の氏神として有名ですが、素晴らしい出来ですね。。これ、全部お菓子なのね・・・
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ということで、日本でも既に長い歴史をもつお菓子。
これからも伝統は伝統で守りつつ、いろいろと新しいお菓子が私達を楽しませてくれることを願うばかりです。

ちなみに全菓連のサイト、前述のお菓子の年表以外にも、お菓子のレシピなど盛りだくさんの内容、お菓子好きな方はぜひ見てみてください。おもしろいですよ!
(副編集長Y)

参照元
全国菓子工業組合連合会(全菓連)」オフィシャルサイト

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