歴人マガジン

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マニア必見!「坂の上の雲」軍艦三笠のロケセットはこうなっていた!

2008年11月14~15日に川口市のSKIPシティで、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のロケセット一般公開が行われました。・・・・が、その事を知らず、残念ながら参加は出来ませんでした。しかし、それから一週間後、MV STORIAの管理人MVさんから「遠くからですが、まだ屋外のセットを見ることができますよ」という情報を頂いたので、東郷公園見学の疲れも一気に吹っ飛び、翌朝の11月23日にさっそく川口に出かけてきました。

SKIPシティでバスを降りてすぐに見えてきたのは大きな軍艦のロケセット!

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(上)日清戦争当時の「浪速」側面図 (下)SKIPシティのセット [RN工廠さん提供]

 

煙突とマスト、主砲の位置関係、さらに主砲が大きな単装砲であることから、初年度に放映される日清戦争で登場する連合艦隊の旗艦「松島」だと最初は思っていました。しかし、一般公開に参加されたRN工廠さんのブログで「浪速」と書かれていたとの情報をMVさんから頂き、さらにそのRN工廠さんから下のような写真を頂いて、ようやくこのセットが「松島」ではなく「浪速」であることが理解できました。

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我が家には艦船関係の資料が少なく、超精密3DCGシリーズの「日本海海戦」、「日露戦争全海戦」が手元の資料の中では最も各艦の形状が分かりやすいのですが、その本の「浪速」のCGとセットの主砲の形状が異なるので「松島」と勘違いしていました。RN工廠さんによると日清戦争当時の「浪速」の主砲は10.3インチ砲(26cm)であり、1903年に副砲と同じ6インチ砲(15cm)に換装されたとのこと。つまり、日清戦争当時は三景艦と同じように艦の大きさと不釣り合いな大口径砲を積んでいたようです。

この軍艦ロケセット、この時点では「浪速」ですが、その後は場面に応じてパーツを付け替えることで、様々な艦に変更するとのこと。一般公開日ではなかったので、数メートル離れた所からの見学、撮影でしたが、全体的に良く出来たセットでした。安っぽくもなく、これを利用した海戦シーンはけっこう期待できそうです。
なお、「浪速」での撮影の様子もRN工廠さんのブログに掲載されています。

次回は軍艦のロケセット見学(筑紫編)をお届けします!

>>出典元:春や昔

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