さて、いきなりインパクトのある画像を見ていただいたところで、まずはみなさんに問題です。
問:大河ドラマ第36作「毛利元就」の題字を書いたのは誰でしょう?
1.萩野丹雪 2.吉川壽一 3.望月美佐 4.毛利元就
いかがでしょうか?
答えは・・・・
ジャーン!
正解はなんと「4. 毛利元就公ご本人の直筆」なんです!!!!
1997年(平成9年)放送、中村橋之助さんが演じて話題になった第36作「毛利元就」では、毛利元就の書状に記された署名がドラマの題字になっているのです。
そのため、オープニングでは、「題字 毛利元就」とクレジットされています。
大河ドラマでは、主人公自身が題字を担当した唯一の作品ということで、歴史ファンにはぜひ見てもらいたいです。
■「三本の矢」だけじゃない!当代随一の教養人・毛利元就
ここで毛利元就公についてご存知ない方のためにちょっとご説明を。
毛利元就は室町後期〜戦国時代に、安芸(現広島県)を中心に中国地方で大勢力を誇った戦国大名。
その家紋「一文字に三ツ星」は、死に際に三人の息子たちに「一本ではモロイ矢も三本になれば折れぬ」と教え、三兄弟の結束を訴えた「三本の矢」を象徴するという説もあります。
関ヶ原の戦いでは、石田三成らの西軍の総大将として参加した毛利輝元のおじいさんにあたり、子孫は関ヶ原後に山口県萩市へ減封されながらも長州藩の祖となり、幕末、明治維新の立役者となったのは有名な話ですね。
彼が書いた書状は何通か存在しますが、画像のとおり、現代人が見ても美しいと分かるほどの達筆ぶり。
希代の謀将として知られている元就公ですが、一方で当代随一の教養人でもあったんですね。
しかし本人の直筆署名を題字にするなんて、さすがNHK、スケールが違います。。
大河ドラマの「毛利元就」はダメ男?女性作家ならではの元就像
ちなみにこの元就をモデルにした大河ドラマ「毛利元就」は永井路子原作、内館牧子脚本という大河ドラマ初の女性作家コンビによる作品でもあったのです。
大河ドラマというと武将たちの勇猛な面が強調されがちですが、女性による作品ということもあってか、 男のダメさ加減(汗)をリアルに描き、それを支える女性たちが魅力的に描かれているところも見どころでした。
希代のヒーローも女性にとってみればダメ出し・・・なんとも切ないですが(笑)
この作品ではヒロイン役の多い松坂慶子が、コミカルな元就の養育係役を演じていたのも印象的。
他にもV6の森田さんが元就の幼少時代、松寿丸を演じたりもしたんですよね。
こんなふうに、歴史を自分の生きた時代とを重ねて楽しく学べるのがこの大河ドラマ検定のいいところ。
私なんかも最近物忘れが激しくて時々落ち込むくらいですが、昔のことなら結構覚えていることも多く、ボケ防止にもなるうえに歴史が学べる一石二鳥です(笑)
この検定の受験勉強にはNHK出版から「大河ドラマ検定 公式問題集」および公式参考書「NHK大河ドラマ大全」ほか、NHKエンタープライズよりDVDが発売されてます。もしかしたらこの問題も出るかも・・・
オフィシャルサイトでも練習問題のページがありますので、まずは力試ししてみてください。
締め切りは当初4/15でしたが、申込が好調のため、しばらくのあいだ延長して募集を行うそうです。
ただし申込状況により受付終了の場合あり、早めにお申込みください)
さて、栄えある第1回の合格を目指し、スパートをかけましょう!
第1回 大河ドラマ検定
・実施日 2016年5月29日(日)
・主催 大河ドラマ検定委員会(NHKエンタープライズ内)
・協力 NHK出版/NHK文化センター
・運営 大河ドラマ検定運営事務局(日本出版販売)
・実施級 3級/2級
・開催地 東京/大阪 ※会場は受験票でご案内します。
・申込締切日
個人・一般申込 好評中につき、4月末までインターネット申し込みにて延長中
・お問い合わせ先 03-3233-4808(土日は除く)
募集要項や申込はこちらのページから。
Webからの申込と郵便局での願書提出の二つがあり、願書は一部書店でも取り扱い。
参照元:
「第1回大河ドラマ検定」オフィシャルサイト
編集長Y
協力:大河ドラマ検定委員会