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公式ガイド本「完全読本」編集長が語る「軍師官兵衛」を10倍楽しむポイント(岡田准一 過去インタビュー掲載あり)

【インタビュー】岡田准一:軍師として成長していく官兵衛の言動を区切りごとに演じ分けていったこだわり

大河ドラマ「軍師官兵衛」のキャッチコピーは「今だって、乱世だ」。現代を生き抜くヒントが詰まっているこのドラマの主役を務めた岡田准一さんに、演じる上で工夫した点などを伺った当時のインタビューを今回特別に公開いたします。

幽閉前の官兵衛は活動的で感情に任せた半人前の軍師

「軍師官兵衛」という作品は、黒田官兵衛の少年期からはじまって、官兵衛がどのようにして天下一の軍師となっていったのかを描いているドラマです。みなさんがご存じの軍師としての官兵衛は、荒木村重によって有岡城に幽閉されて、足が不自由になって以降の彼だと思いますが、幽閉される以前の官兵衛は、考えの甘い、地方の若武者のひとりでしかありません。そのため、ドラマの前半はひたすら幽閉後に軍師として開花する官兵衛像を念頭に置きながら、種まきをしているような状態でした。

幽閉される前に竹中半兵衛との出会いを果たして、軍師としての自覚を促されるのですが、半兵衛が生きているあいだの官兵衛はまだ新米軍師です。半兵衛にはまったく太刀打ちできなくて、半兵衛の周りをずっとキャンキャン吠えてつきまとう子犬のようなイメージで、甘さの残る官兵衛を演じていました。そんな官兵衛が軍師として大成したのは、半兵衛という大きな存在がこの世からいなくなってしまったからだと思うんです。半兵衛に勝てなかったという思いが官兵衛を研鑽させ、成長させたんですよね。

官兵衛を成長させてもう一人の天才軍師・竹中半兵衛 ©NHK

幽閉後は人生観が変わってぬるさのない誠実な軍師へ

幽閉は軍師としての官兵衛が開花するきっかけとなった出来事なんですよね。いわば官兵衛の人生のターニングポイントです。幽閉以降はまっすぐで熱いだけの官兵衛ではなく、寡黙にもなれるし、笑えるし、怒鳴れるし、いろいろな顔を見せることができそうだと、ある種の解放感に浸ることができました。さらに足が不自由になって杖を持っているなど、キャラクターも際立ってくるので、演じやすそうだとも思いましたね。

官兵衛の人生は天下を見据えてからが見ものです。軍師として開花する官兵衛をぜひ楽しんでいただきたいですね。

※2014年NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」続・完全読本(産経新聞出版・発行)より引用

【プロフィール】
岡田准一(おかだ・じゅんいち)
1980年11月18日生まれ、大阪府出身。95年、V6のメンバーとしてデビュー。音楽活動のほか、映画『永遠の0』で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞するなど、演技派の俳優としても活躍している。

大河ドラマ「軍師官兵衛」

放送日時:2019年10月14日(月)放送スタート 月-金 朝8:00~
番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/feature/kanbee/

 

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