編集長Kです!
なーんと、歴人マガジンに二人目のキュレーターさんが登場!
歴史って難しい!なぁ~んていう概念を取っ払え!
歴史はPOPで楽しいんですよーと「TERAKOYA」というイベントを定期的に開催するレキシズル首脳渡部氏が、この度、歴人マガジンのキュレーターに加わって下さいました!
詳しいからこそ簡単に面白くプレゼン!そんな記事を毎回更新して参りますので、是非、ご覧くださいませー!
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【幕末のいろは①】
短いけど濃い!16年間を理解する方法
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いま大河ドラマの舞台になっている「幕末」。
現代日本にも大きな影響を及ぼしている激動の時代。しかしながらよくこんな声を耳にする。
そこでレキシズル流に、この「幕末」という時代をわかりやすく解説したい。
まず、この時代はいつのことを指すのだろう?
年号は別に覚えなくていい。大事なのは、たかだか160年前という衝撃。とっても近い時代なのだ。
短っ
それではこの「幕末」のスタートはどうやって切られたのか。あるアメリカ人が黒船に大砲を積んで、開国を迫ってきた。その名はペリーくん。
日本人のDNAにズキュン!とくる、このイラッとする威圧的な顔。アメリカ大統領の手紙を持って、江戸幕府に通商を要求。
当時の江戸はてんやわんやの大騒ぎ。大八車に家財を積んで、道端で豪快にコケる。そんなテンパった状況。これをいまに例えるとー
いま宇宙人が通商を求めてきたら、フツーにテンパる。そのぐらいのインパクトがあった。
このペリーが来たことによって、幕末最大のキーワードが発生する。
「そんのうじょうい」と読む。思うにこのキーワードがなんとなく難しい感じを与えているのかもしれない。でも大丈夫。意味はカンタンだ。
「天皇を尊び、敵を討つ」。
つまり日本を守るために、攻めてくる敵と戦う。いまだって宇宙人がレーザービームで東京駅を攻撃しようとしたら、「何だこの野郎!」と思うだろう。そんな至極当然の感情だ。
ペリーが来たことで、日本中に「尊王攘夷」のエモーションが巻き起こった。
これが幕末のスタートである。
そして、ここから日本人は様々な「思想」と「考え」を持っていく。次回はそれを掘り下げてみたい。
【プロフィール】
渡部麗(わたなべりょう)
歴史クリエイター。
東京・御茶ノ水で歴史コミュニケーションメディア「レキシズル」を主宰。所有しているショットバーの水曜日を「レキシズルバー」として開放。歴史好きの交流を活性化しながら、畳敷きのイベントスペース「レキシズルスペース」で歴史をポップにわかりやすくプレゼンする「TERAKOYA」などを開催。
「レキシズル」 オフィシャルサイト