こちらでも再三お伝えしている通り、日本が大好きで、歴史が大好きなご当地歴史パフォーマーは全国各地にいますね。
しかし、それと並んで、いやある意味それ以上に数が多いだろうと思われる「歴史クリエイター」にも、もっとスポットを当てたい、と私ずーっと思っておりました。
例えば歴史系の「グッズデザイナー」や「イラストレーター」さんなどがそうですね。
以前ご紹介した小太刀御禄さんのように、できれば顔出しで作品を出展されている方をこの企画でご紹介できれば・・・と思っていたところ、以前にレキシズルのイベント「吉原TERAKOYA」にて、同じくイラストレーターの照紗さんと二人で妖艶な花魁を演じてくれたいずみ朔庵さんに、この企画のトップバッターをお願いしました!
まずはイラストレーターでありながら、似合いすぎな花魁の姿をどうぞご覧ください!

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いずみさんが歴史に興味をもったのは小学校低学年。お父さんがどこからか借りてきた「カムイ伝(白土三平)」を読んで、忍者に心を掴まれてから、時代劇をお父さんと見るようになり、その後原作が気になって時代小説へ・・・まさに絵に描いたような歴史へのきっかけだったのですね。
子供の頃は漫画家になりたかったいずみさん、途中からはイラストレーターを目指しますが、就職が大変なのも事実。
デザイン学校を卒業後も独学で絵を勉強しながら10年前くらいから歴史の絵を描きはじめ、それが仕事になって現在に至っているとのこと。
こう聞くとすごいガッツですが、ご本人はいたって自然体。
「自分の軸が『絵』でなく『面白そう』なので、ある時は着物バーテン、またある時は講談調紙芝居師のような感じで、興味のある事は何でも仕事にしてしまうんです」というバイタリティの持ち主。
花魁もその一つだったわけですが、それがまた板に付きすぎ(笑)
作品も、彼女のバイタリティを表すかのように、歴史小説の挿絵からデザイン、マンガまで多岐にわたります。
そのどれもが個性的でありながらしっかりとした歴史好きをも納得させるディテールに凝ったつくり。
ではそのうちのいくつかをご紹介しましょう!





いかがでしょうか。ご本人のオフィシャルサイトには、まだまだたくさんの作品集があり、中にはセクシー系のものもあります。すっかりいずみさんファンになった方に直近の情報を。
ひとつは歴史ではなく、アーティストとして18禁(ややエロ系)のグループ展「 R18 vol.10 The final」(大阪 8月22日(土)〜30日(日))に出展、ふたつめは12人の画家が月替りで暦を描く「江戸を描く 十二巡り暦展」(東京 9月9日(水)〜15日(火) )の7月を担当。
さらにさらに、毎週月曜日は歴人マガジンでもおなじみ「いま粋バー」の女将としても活躍。
いずみファンで毎週たくさんのお客さんが集い、珠玉の日本酒と歴史トークで盛り上がっています。

このように多方面で引っ張りだこのいずみさんですが、最後に目標を聞いたところ、
「目標はたくさんありますが、色んなジャンルとコラボしてみたいですね。 日本人の特性って「ほかを受け入れて独自のアレンジをする」ところだと思うんです。
日本の文化というのは元をたどれば海外から伝来したものがベースになっていますが、それがたまたま鎖国という江戸時代に起きた特殊な環境の中で独自の文化として華開き「和文化」となりました。
和文化は古くさい、カビの生えた遺物ではありません。現代社会にもマッチする考えや面白味はたくさんあります。どんどんアレンジしちゃっていいのです。 日本の文化の良さ、すばらしさを沢山の人、特に日本人にこそ知ってもらいたい。その為なら絵だけでなく、出来ることなら何でもします(笑)」とのこと。
「なんでもします」って・・・(笑)今日から日本の歴史ファンが激増することでしょうね・・
男性諸氏、「いま粋バー」出陣の日まで今日から歴人マガジンで勉強してください。
きっとその努力を、笑顔のいずみさんが迎えてくれることでしょう(多分)
さて、いきなりスタートした歴史クリエイター企画、いかがでしたでしょうか。
これからも歴人マガジンでは、彼女のような新進気鋭の歴史クリエイターをここで紹介し、応援していきたいと思います。
自薦他薦問わず、我こそは!という方がいれば、ぜひぜひ編集部までお知らせくださいね!
副編集長Y
参照元:
「いずみ朔庵」オフィシャルサイト
同Facebookページ
「いま粋」オフィシャルサイト
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