歴人マガジン

【九州 小倉】小倉美人の秘密は、江戸時代から伝わる郷土料理だった!?

私、食べることが大好きです。お酒は弱く、缶ビール1本でも眠ってしまうほど。その代わり食事とスイーツは欠かせない(笑)
そんな私Yは歴人マガジンをやっていると各地の郷土料理を知ることも多いのですが、つい4月に20年ぶりくらいにいった福岡でも、関東とは異なる食文化に目から鱗の連続でした。
また、街を歩いていて気づいたのは「綺麗な女性が多い」ということ。
色白でなんというかな、やはりこちらとはちょっと違う顔つきの綺麗な女性が多い気がします(旅だから?)

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郷土料理とその土地の顔って何か因果関係があるんじゃないか・・・と感じた私は、北九州小倉の郷土料理に「ぬか炊き」という料理を発見、調べてみました。

この「ぬか炊き」という料理は、イワシやサバなどの青魚をぬか味噌で煮るというもので、何やら生臭そうなイメージがしますが、実際はぬか味噌の乳酸菌が青魚の臭みを消して、アミノ酸が魚の旨味を引き出し、一度食べたら病みつきになる非常に美味な料理なんだそうです。

小倉城主 小笠原忠真公。
小倉城主 小笠原忠真公。

この「ぬか炊き」ルーツは、漬物が盛んな信濃国から国替えで小倉藩主となった徳川家康の曾孫 小笠原忠真公が大のぬか味噌好きだったことがきっかけ。
なんでもぬか漬けが大好きで、小倉に入城する際にも信濃国からぬか床を持ちこみ、領民にも奨励したことにより、今でも小倉の城下町では各家に伝わる「百年床」と呼ばれるぬか床があるそうです。
そこに着目した小倉藩の料理番が、玄界灘の魚をぬか味噌で炊く(煮る)という調理法を考案して、小笠原公を大いに喜ばせたのが、この「ぬか炊き」のルーツと言われています。

長い時間かけてじっくり煮込んだ「ぬか炊き」は、骨まで柔らかくなっていて魚を丸ごと食べられるため、DHAやカルシウムも摂取できて、コレステロール値を下げる効果があり、肝機能の向上や血液サラサラ、お肌ツルツルなど、様々な効用をもたらす美容と健康によい料理なのです!

そして何より、ぬか炊きは非常に美味しくて、ごはんにも日本酒にもよく合うことから、当地では子供から大人まで大人気で、北九州の食卓には欠かせないと聞きました。
小倉はじめ北九州では普通に食卓にのぼる、いわばソウルフードといえる料理なのですね。

北九州以外では、あまり馴染みのない「ぬか炊き」だが、当地では土産物店や市場などで、幅広く売られているし、調理法も簡単で家庭でも気軽に疲れるため、これを機会に一度チャレンジされてみてはいかがでしょうか??

副編集長Y

参照元:
鰯のぬか炊き Wikipedia
小笠原忠真    
  Wikipedia

 

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