【将軍を泣かせた大名】幕末から昭和までを生き抜いた「最後のお殿様」浅野長勲

エンターテインメント

パッと見たら、失礼ながら木彫りの武者人形の絵かなと思いその迫力にビックリ、そしてこれが写真だと気づきまたビックリ。

浅野長勲(ながこと)氏。
安芸広島藩 十四代藩主。
幕末の動乱期、江戸幕府と朝廷の折衝に奔走し、土佐藩、長州藩と大政奉還の建白書を幕府に提出したり、王政復古の大号令では皇族や公家、他の大名と共に議定(ぎじょう)として活躍。

明治維新後は版籍奉還で知藩事となった後、元老院議官やイタリア公使、貴族院議員、明治天皇の命で昭和天皇の養育係。
実業家としても日本最初の洋紙製造工場、銀行を経営したりと「最後のお殿様」「最後の大名」として、幕末から昭和まで4時代、実に94年に及ぶ超ロング&ビッグスケールの人生を送られました。
Nagakoto_Asano

今日は、この浅野長勲さんが生き抜いた一生を描いた歴史ノンフィクション『昭和まで生きた「最後のお殿様」浅野長勲』が電子書籍で パンダ・パブリッシングより発刊されました。

選択を誤れば、明日はどうなるか分からない幕末から昭和という激動の時代を、堂々と、凛とした立場で導いたキーマンであった氏。
江戸幕府最後の十五代将軍「徳川慶喜」公が「老中が強すぎて、俺の言うことなど聞いてくれない」と言って、ポロポロ涙を流したという話もあり。

慶喜公だけでなく孝明天皇、坂本龍馬、西郷隆盛、大久保利通、岩倉具視などと共に、激動期を乗り切ったその人間像に迫ります。
著書は 『黒田官兵衛』『小早川隆景』(学習研究社)などを執筆した江宮隆之氏。

どうりで写真から出るオーラが凄かったわけだ。。
有名な「殿様」といえば、第79代首相を務めた細川護煕氏くらいでしょうか。でもリアルタイムではない。
この浅野氏は、本当に「お殿様」ですからね。

混沌とした現代、こういうスケールの大きな人が求められている気がしますが、やはり中世と近代とでは社会制度も意識も大きな違いがあり、それを望むのは酷かな、と私は思うのですが、みなさんはどう思いますか?
(副編集長Y)

参照元
昭和まで生きた「最後のお殿様」浅野長勲」amazon.co.jp
電子書籍『昭和まで生きた「最後のお殿様」浅野長勲』発行 ValuePress
浅野長勲wikipedia

 

Visited 1 times, 1 visit(s) today
READ  【西洋砲術の先駆者:高島秋帆】日本に洋式砲術を導入した男の生涯と逸話

コメント

タイトルとURLをコピーしました