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【映画の前でも後でも】司馬遼太郎記念館で企画展『関ヶ原』開催中!

公開も待ち遠しい映画『関ヶ原』の原作者である司馬遼太郎氏の記念館「司馬遼太郎記念館」(大阪府東大阪市)にて、8月1日(火)から2018年1月21日(日)まで、企画展『関ケ原』が開催されています。
今回は『関ヶ原』執筆時の取材ノートやスクラップブックなど、初公開4点を含む、貴重な展示の見どころを紹介します。

『関ヶ原』執筆時の直筆ノートは必見!

豊臣家に代わって天下を狙う徳川家康と、「義」を通して豊臣家を守るという石田三成。
司馬遼太郎原作『関ヶ原』(新潮社)は、彼らのその動きに反応する各武将らの人間像を浮き彫りにしつつ、戦いの起因から集結までを立体的に捉えた、王道の関ヶ原小説として、いまもなお高い人気を誇っています。

展示では、『関ヶ原』の取材ノートとスクラップブック(ともに初公開)、執筆時に参考にした地図、自筆原稿「宇喜多秀家」(初公開)と「北ノ政所」などを公開。また、映画『関ヶ原』で使用された三成と家康の脇差などの小道具、原田眞人監督の絵コンテなども展示され、『関ヶ原』の世界が小説と映画の両面から展開されています。

初公開の『関ヶ原』スクラップブック
(司馬遼太郎記念館蔵)

ケース壁面には、秀吉の没後から関ヶ原の合戦にいたる数年間と合戦当日の主な武将の動きを年表と地図で紹介。関ヶ原合戦場の各陣営がわかる立体模型や、主な武将の家紋や旗指物のイラストを使って、関ヶ原合戦が視覚的に解説されているのも見ものです。

また、映画で使用した巨大な旗印、石田三成の「大一大万大吉」(縦3.25m×横2.25m)と、徳川家康の「厭離穢土欣求浄土」(縦4.7m×横1.1m)が展示され、関ヶ原の気分が存分に味わえます。

東軍と西軍の動きが一目でわかる展示。

また、司馬遼太郎ファンは同時開催中の特別展示「『竜馬がゆく』『坂の上の雲』幻の自筆原稿」も見逃せません。
発見された新原稿『竜馬がゆく』「朱欒(ざほん)の月」の章と最終章「近江路」の23枚と、『坂の上の雲』冒頭の部分「春や昔」の章と「日清戦争」の章24枚が公開されています。*こちらは記念館地下にて開催、8月31日(木)までなのでご注意ください。

映画「関ヶ原」公開の前でも、後に見るのもよし。司馬遼太郎さんの描く「関ヶ原」の世界を体感するのはいかがでしょうか。

司馬遼太郎記念館

企画展『関ヶ原』
開催期間:2017年8月1日(火)~2018年1月21日(日)
場所:司馬遼太郎記念館
休館日:毎週月曜日(祝日、振替休の場合はその翌日)
    特別資料期間 9月1日(金)~11日(月)
    年末年始 12月28日(木)~2018年1月4日(木)
    *8月8日(火)~8月20日(日)は休まず開館
入館料:大人500円、中・高校生300円、小学生200円

(編集部)

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