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【狂女と呼ばれた女王】「フアナ~狂乱のスペイン女王~」2018年3月日本初放送!

【狂女と呼ばれた女王】「フアナ~狂乱のスペイン女王~」2018年3月日本初放送!

スペイン王国を築きあげたカスティーリャ女王イサベルとアラゴン王フェルナンドとの間に生まれ、歴史上「狂女」として知られるフアナ

そんなフアナを中心に群雄割拠のヨーロッパで勢力を拡大していくスペイン王国の行く末を描いた歴史ドラマ「フアナ~狂乱のスペイン女王~」を、チャンネル銀河では2018年3月に日本初放送する。

精神を壊しながらも戴冠したスペイン女王の苦悩

15世紀に君臨したイサベル1世の逝去後、精神的に不安定な後継者フアナの摂政の地位を巡ってカスティーリャ王国では父フェルナンドと夫フィリップが対立していた。神聖ローマ皇帝マクシミリアンをも巻き込んだ争いは、有力貴族をうまく味方につけたフィリップが優勢だった。対するフェルナンドは自国アラゴンだけでも娘婿の手から守ろうと新たな結婚政策を実行に移し、カスティーリャとアラゴンは再び袂を分かとうとしていた。

やがて、トレド大司教シスネロスの仲介により、フェルナンドとフィリップによる会談が行われる。その結果フェルナンドは新しい妻を連れてアラゴンへ帰国し、両者の統治権争いには決着がついたかのように見えた。自らを女王と認識しながらも、夫によるカスティーリャ統治を受け入れざるを得ないフアナ。しかし1506年9月、ブルゴスで球技をしていたフィリップが倒れたことで、フアナの精神は再び不安定さを見せ始める・・・。

狂女フアナとは?

カトリック両王イサベルフェルナンドの次女として生まれる。1496年、ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の長男である美公フィリップと結婚。当初は情熱的に愛し合った2人であったが、夫の不実を許すことが出来なかったフアナはしだいに猜疑心にさいなまれ、精神を病んでいった。

1504年11月、イサベルの崩御によりフアナはカスティーリャ女王として即位。夫のフィリップはこれに反対し、自らの王位継承権や共同統治を主張したがフアナはこれを頑なに拒否する。しかし、即位して2年程で夫が急死するとフアナの精神異常はより顕著となり、やがて父王によって城館に幽閉され、40年以上の幽閉生活の末にその生涯を閉じる。幽閉後も退位を拒み、崩御するまで女王であり続けた。

見どころ① 父・フェルナンドと夫・フィリップの間で揺れるフアナ

カトリック両王の娘で、イサベルの死後カスティーリャ女王の座を受け継いだフアナ。フアナが正気を失っていることを理由に、父・フェルナンドと夫・フィリップが、その地位を狙い権力争いを広げる。イサベルによって成立したカスティーリャとアラゴンの統合であったがそれぞれの母国への想いによって分裂の危機を迎える。愛する夫をとるか、イサベルの意志通りに父をとるか、フアナが下した決断は彼女にとって最も悲しき結末を迎えることとなる。

見どころ② 夫への狂気的な愛

16歳の時にハプスブルク家出身のフィリップと結婚したフアナ。「美公」として有名だったフィリップはフアナにとって全てであり神と崇める程、深く愛していた。夫が長い間不在にすると孤独から精神が不安定になり、彼が逝去すると完全に正気を失ってしまった。伝承上では「フィリップの棺を連れて何年も国中をさまよった」と言われている。本作でも、夫の追悼に何ヵ月も費やしたシーンが描かれている。

スペイン歴史ドラマ「フアナ~狂乱のスペイン女王~」

放送日:2018年3月1日(木)2日(金)深夜1:00~ ※全2話(前編/後編)
番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/feature/juana/

 

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