みなさんこんにちは!
先週の九州取材出張から戻り、通常の日々に戻りました副編集長Yです(泣)
各地を車で回りながらの忙しい日程でしたが、各地ともに本当に素晴らしい魅力を持っていて、日本の素晴らしさを実感しました。
そこにはその地を愛し、丁寧に昔ながらの歴史や文化を伝えてきた人がいるからこそなのでしょう。
歴人マガジンで以前よりそのような人々をご紹介してきた「歴史クリエイター企画」も5回目。
今日は歴史都市である栃木県足利市を中心に、その魅力を写真で伝えるフォトグラファー折田利弘さんをご紹介します。
折田さんは足利を愛するクリエイター集団「あどもい」に所属するフォトグラファー。
本職では福祉関係のお仕事をされながら、このあどもいが主催する各種イベントなども開催されており、まさに「足利の魅力発信フォトグラファー」として大活躍。
最初に彼の写真を見た時にその色合いと空気感に「!」と感じ、そこから追っかけをしているYですが、みなさんにもその感じを分かってもらいたく、お写真をお借りしたのでご覧になってください。
そして彼が切り取るのは、地元の風景だけではありません。
アイキャッチの画像の貫禄ある武者(実は足利市長!!)はじめ、折田さんの撮る人物も大変に撮影者としての愛とメッセージを感じます。
こんな素晴らしい写真を撮る折田さんですが、歴史にはもともと興味がなかったとか。ただ神社や仏閣の写真は好きで撮影をしていたところ、Facebookであどもいの代表からお誘いを受け参加することになったそうです。まさにSNSが地域の活性に役立った好事例ですね。
写真はお父様がカメラ好きだったこともあり、小学生の頃からカメラマンになるのが夢だった折田さん。
中高では独学で写真を学び、アメリカの大学ではPRESS PHOTOGRAPHYを学び、フォトジャーナリストに憧れたこともあったのだそうです。
そんな彼が常日頃伝えたいと心がけているのは「身近にありすぎて気が付かない地元の素晴らしさ」だそうです。
彼がこよなく愛する足利市は、栃木県全体の29%を占める国宝、21%の国指定重要文化財が集中している歴史都市。
写真を愛し、地元を愛する折田さんが足利の魅力を発信することになった軌跡は、極めて自然な流れだったのでしょうね。
私の「写真を撮っていてどんな瞬間が最もうれしいですか?」との問いには、
『何百枚かに一枚、自分が思い描いた構図と採れた写真の雰囲気が全く同じだった時は一人でガッツポーズしてしまいます。また写真を見た人が「足利じゃないみたい」と褒めてもらえたとき、写真を撮ってきてよかった、そう思います』と仰っていました。何百枚かに1枚あるかないかの写真を目指してひたすらシャッターを押し続ける、まさに修行僧のような心境ですね。
そんな折田さんに今後の目標や夢をお聞きしたところ、
「今後いろんな写真を撮り続け足利の歴史、風景、文化、風俗など私の写真でアーカイブできたら嬉しいですね。そして今後は足利市以外の場所で足利市の魅力を知ってもらえる写真展やイベントに写真を提供できるような写真を撮って行きたいと思います。」とのお答えをいただいたのですが、このインタビューを実施したのち、まさに彼の夢だった展開が!
なんと足利市はじめ栃木県のメイン鉄道会社 東武鉄道の来年度カレンダーに、折田さんの写真が採用されたり・・・
念願の写真展を開催されたのです!
この嬉しいニュースを聞いて、着実に、そして誠実に地元への愛をもって続けてこられた活動が、多くの人の心に響いた結果なのだなと感じました。おめでとうございます!
彼のようなクリエイターがまだまだ日本各地にたくさんいると私は確信しています。
毎回書いていますが、これからも歴人マガジンは、こういった地元を愛する方々の活動を今後も応援していきます。
自薦他薦問いませんので、読者のみなさんもぜひご紹介してくださいね。
では最後の一枚。写真展でも大変評判がよいという「名草弁天」を。
まさにその場にいるような、深い緑から香りが沸き立つような写真ですね。
折田さん、ご協力ありがとうございました!来年はぜひ足利にも遊びに、いや取材に行かせてください。
これからも足利の素晴らしさを余すところなく伝える写真を楽しみにしています。
読者のみなさん、折田さんのその他の写真は下記サイトでご覧になれます。
ぜひ彼が切り取った美しい世界へ、そして実際に足利まで遊びにいってみてください。
参照元:
「Toshi.Orita Photography」
「足利市の歴史を100倍楽しむ方法」
「あどもい」オフィシャルサイト
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副編集長Y
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