中国史上初の征服王朝に実在した伝説の皇后の壮絶な⼈⽣を、「王女未央-BIOU-」のティファニー・タン主演で描いた中国ドラマ「燕雲台-The Legend of Empress-」。放送前から⼤きな話題を呼び、中国でのTV視聴率&インターネット再⽣数1位を記録した大ヒット作が、2021年11月3 日(水)よりDVD&Blu-rayリリース開始となる。
本作は、征服王朝・遼の栄華を壮大なスケールで描いた初めての中国時代劇ドラマ。中国の正史・二十四史の1 つ「遼史」に基づいて当時の文化が忠実に再現され、また、北宋との戦いも描かれるなど、中国ドラマファンのみならず歴史好きにもおすすめしたい本格歴史エンターテインメントだ。
ストーリー
契丹(きったん)人の国である遼の北府宰相・蕭思温(しょうしおん)の三女・蕭燕燕(しょうえんえん)は、父親と長女・蕭胡輦(しょうこれん)、次女・蕭烏骨里(しょううこつり)の愛を受けて真っすぐで勇敢な女性に育つ。そして、彼女は漢民族ながら遼の朝臣である韓徳譲(かんとくじょう)と出逢い、国の未来へ大志を抱く2人はやがて愛し合うようになる。一方、朝廷では暴君として恐れられる第四代皇帝・穆宗(ぼくそう)の座を狙い、権力争いが続いていた。そんな中、皇后を輩出する后(こう)族の筆頭である蕭家の三姉妹は、王位簒奪(さんだつ)の切り札とみなされていた。その結果、胡輦が穆宗の弟・耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)に、烏骨里が初代皇帝・太祖(たいそ)の孫・耶律喜隠(やりつきいん)に嫁ぐことに。残された燕燕は徳譲と婚約を結んでいたが、暗殺された前皇帝の息子で徳譲の親友である耶律賢(やりつけん)に見初められ…。
ドラマの時代背景
征服王朝・遼(916~1125年)
征服王朝とは、中国北方の非漢民族が中国の一部または全部を征服して建てた王朝のこと。遼、金、元、清がそれにあたる。初の征服王朝である遼は、モンゴル高原の遊牧民族8部隊を統一し、916年に契丹(きったん)という国号で建国された遊牧王朝。936年には華北の一部である燕雲十六州(えんうんじゅうろくしゅう)を獲得し、後晋を滅ぼした翌年の947年に遼と称する(983年に再び契丹に戻され、1066年にはまた遼に戻されるが、便宜上、遼で統一する)。五代十国時代を終わらせ、中国南部を統一した宋(北宋)は、遼との国境に位置する燕雲十六州の奪還を試みるが、いずれも失敗に終わる。遼は契丹人などの遊牧民族は遊牧民古来の部族制で統治し、漢人などの農耕民族は中国的な州県制で統治するという二重統治体制を敷いた。
睿智蕭(えいちしょう)皇后
遼の第五代皇帝・景宗(けいそう)の皇后であり、第六代皇帝・聖宗(せいそう)の実母。幼い頃から聡明で、遼の北府宰相だった父・蕭思温は「この娘は必ず家を成すことができよう」と評したという。景宗が即位すると貴妃に選ばれ、間もなく皇后に立てられた。夫婦仲は良く、聖宗ら多くの子を産んでいる。乾亨4年(982年)、景宗が崩御して息子の聖宗が即位すると、皇太后に立てられ、摂政にあたった。統和22年(1004年)、北宋に対する南征の軍を起こすと、戎車に乗って三軍を指揮したという。“鉄血紅顔”(鉄の血を持つような強い美女)とも呼ばれた彼女の功績は大きく、彼女の死後、聖宗は遼の全盛期を築くこととなった。
見どころ
TV視聴率&配信ランキング1位!大ヒットドラマ「王女未央-BIOU-」ティファニー・タンが、“鉄血紅顔”と呼ばれた実在の皇后を熱演!
「王女未央-BIOU-」で共演した人気俳優ルオ・ジンと結婚し、世紀のカップルとして大きな注目を集めたトップ女優ティファニー・タン。結婚、出産を経て戻ってきた彼女の復帰作となった本作で演じるのは、中国史上初の征服王朝“遼”の第五代皇帝・景宗(けいそう)の皇后であり、第六代皇帝・聖宗(せいそう)の実母でもある、睿智蕭(えいちしょう)皇后だ。“鉄血紅顔”(鉄の血を持つような強い美女)と呼ばれた伝説の皇后の愛と戦いの物語は、放送前から大きな評判を呼び、TV視聴率&インターネット視聴再生数で1位を記録。ティファニー・タン演じるヒロインは視聴者から絶大な支持を集め、2020年のテンセントドラマで最も人気のあるキャラクターに輝いた。そして、2020騰訊視頻星光大賞ではドラマキャラクター・オブ・ザ・イヤーを受賞。 作品自体も、視聴者が選ぶドラマ・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、その年を代表する大ヒット作となった。
中国史上初の征服王朝“遼”――その栄華が初めてドラマとなって語られる!
10世紀、漢民族以外が中国を支配した初の“征服王朝”である遼。本作は、その栄華を中国時代劇ドラマで初めて壮大なスケールで描き出した。遼の北府宰相の三女・蕭燕燕(しょうえんえん)は、2人の姉に愛されてまっすぐに育つ。だが、彼女に待ち受けていたのは過酷な運命だった。遼の権力を握るための切り札と見なされた三姉妹は、第四代皇帝・穆宗(ぼくそう)の後継ぎの座を巡って争う3人の男たちにそれぞれ嫁ぐことになったのだ。骨肉の権力闘争に巻き込まれた燕燕は、葛藤と困難を乗り越えながら皇后への道を歩んでいく。そんなドラマティックな物語の原作・脚本を手がけたのは、大ヒット作「ミーユエ 王朝を照らす月」の脚本家ジャン・ションナン。ロマンス、アクション、サスペンスを盛り込んだ劇的なストーリーで、ヒロインの波乱の生涯を綴っていく。また、「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」で知られるベテラン監督チャン・カーチュンが、内モンゴル自治区の景勝地でロケを敢行。遼を治める契丹族は騎馬民族であり、その駿馬が大草原を駆け抜けるシーンなど迫力の映像美を実現した。さらに、精工な刺繍をあしらった豪華な衣装はメインキャストだけで800着以上。24金を贅沢に使った冠、腰ベルトなどの装飾品、礼儀作法や盛大な婚儀まで、当時の遼の文化を中国の正史・二十四史の1つ「遼史」に基づいて忠実に再現し、華麗な歴史絵巻を演出しているのも見逃せない。
「楚喬伝」ショーン・ドウ、「如懿伝」ジン・チャオはじめ、中国時代劇を代表する豪華キャストが集結!
本作にはティファニー・タンだけでなく、中国時代劇の大人気スターが多数集結している。「楚喬伝~いばらに咲く花~」ショーン・ドウは、主人公・蕭燕燕と愛し合う遼の将軍を好演。そんな2人を引き裂くように、燕燕を皇后に迎える皇帝・景宗を演じるのは、「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」ジン・チャオ。主従の関係にありながら同じ女性を愛してしまった男たちの想いが、戦乱のうねりの中で歴史を動かしていく。さらに、燕燕の2人の姉を演じ華を添えるのは「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」カーメイン・シェーと「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」ルー・シャン、彼女たちの夫であり景宗と皇位争いを繰り広げる皇族として「王女未央-BIOU-」タン・カイと「琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす~」ジー・チェンが出演。その他、「ミーユエ 王朝を照らす月」リウ・イージュン、「花と将軍~Oh My General~」ション・イールン、「陳情令」モン・ズーイーら実力派キャストがドラマを大いに盛り上げている。
陰謀渦巻く内乱と大国による侵攻の渦中、愛に翻弄された“運命の三姉妹”の行く道は!?
皇后を輩出する后(こう)族の筆頭である蕭家の三姉妹は、王位争いで対立する3 人の皇族に嫁ぐ。恋を諦め、国のために皇后として生きた三女の燕燕、愛する人のために権力闘争に生きた次女の烏骨里(うこつり)、そして妹たちのために生きた長女の胡輦(これん)。夫への愛を貫き、姉妹の絆も守りたい――そんな願いもむなしく、陰謀渦巻く内乱の渦中ではどちらかを捨てる選択を迫られる。それぞれが自分の運命に葛藤し、何かを得て何かを失っていくラブストーリーは、権力よりも愛を望んだ彼女たちの戦いでもあり、気高さと切なさの両面から観る者の心を揺さぶる。それと同時に、三姉妹を取り巻く皇族たちは男の戦いを繰り広げ、水面下で進む権謀術数や、兵法を駆使した武力のぶつかり合いなど、物語を盛り上げるスペクタクルも盛りだくさん。後半は、遼の領地「燕雲十六州(えんうんじゅうろくしゅう)」を奪おうと侵攻してきた大国・宗と激突し、国内でもさらなる勢力争いが勃発。皇后、そして太后として遼を統治した燕燕であったが、その隣に残ったものは…。
作品情報「燕雲台-The Legend of Empress-」
公式サイト:https://kandera.jp/sp/enundai/
リリース情報:2021 年11 月3 日(水)~ DVD&Blu-rayリリース開始
出演:ティファニー・タン(唐嫣)、ショーン・ドウ(竇驍)、カーメイン・シェー(佘詩曼)、ジン・チャオ(経超)、タン・カイ(譚凱)、リウ・イージュン(劉奕君)、ルー・シャン(盧杉)、ジー・チェン(季晨)、ニン・リー(寧理) ほか
制作:2020年/中国/字幕/全48話/[原題]燕雲台
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