いよいよ来年の大河ドラマ「真田丸」もあと1ヶ月を切りました!
真田家の本拠地だった長野県上田市をはじめ、全国各地で真田にまつわる話題が沸騰、その人気の高さに改めて目を見張ります。
徳川家康が、有名な関ヶ原のあとに、豊臣家を滅ぼし江戸幕府を開くために起こした最後の戦いが「大阪の陣」。
この大坂の陣の戦いで、現在に至るまで真田の名を残したのが真田信繁(幸村 以下幸村で表記)です。
特に二度目の夏の陣では、なんと150,000人という圧倒的勢力の家康の本陣に真正面から突撃、象徴である旗印を倒すところまで接近、家康に二度も自害を覚悟させたというほどの戦いを見せたというのだから凄いです。
幸村はこの戦いで討ち死にしたと伝えられていますが、彼の義を重んじた生き様、その勇猛果敢な戦いぶりが多くの人の心を掴んだのでしょう。
それ以後彼の生き様は、数えきれないほどの作品になり、今や幸村の名前を知らない人はいないほどの人気を博しているというわけです。
この人気の原点になったのは寛文12(1672)年の軍記物「難波戦記(なんばせんき)」が初出と言われていますが、徳川幕府に禁じられたというこの発禁の書を、「講談」というかたちで語った映画「映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-」が絶賛上映中だというニュースをキャッチしました!
この映画は、幸村の大坂の陣での戦いを日本の伝統的話芸「講談」で語る様子を映像化した画期的なもの。
伝統を引き継ぎつつ、新たなる可能性にチャレンジし続ける講談師・旭堂南湖(きょくどう・なんこ)さんが、講談独特の話法「修羅場(しゅらば)読み」で、聞く人を戦場にいるような世界へといざないます。
修羅場読み・・・マジで凄そう。
講談とは、演者は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる机の前に座り、“張り扇”でそれを叩いて調子を取りながら、話を読み聞かせる日本の伝統芸能のひとつ。
演目は、主に歴史に関するもので、真田幸村はもちろん、水戸黄門、大岡越前、国定忠治、柳生十兵衛などの時代劇ヒーローの原点は、講談といっても過言ではないものなのだそうです。
こちらの予告編(1:16)をご覧ください。この戦いに隠された真実とは何か!?なんとも観たくなります。
先ほどこの大阪の陣で真田幸村は討ち死にしたと言われていますが、実はこの史実には諸説あり、実は豊臣秀頼が生き延びていたとか、はたまた家康が幸村の攻撃により討ち死にしていたという説もあるそうです。
以前に大阪の堺市にあるお寺に、家康の墓があるというテレビ番組を見たことがあります。
幕府に禁じられたという「難波戦記」が残したのはどんな物語だったのか。
残念ながら東京での公開は一旦終了しており、一昨日から上映の大阪をはじめ、京都、兵庫と関西圏での上映を予定。
再度関東での公開を切望しております!関西で真田ファンを自認する人はぜひご覧になってください!
「映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-」上映情報
大阪:テアトル梅田 12月5日(土)より上映中
→ http://www.ttcg.jp/theatre_umeda/
京都:京都みなみ会館 12月12日(土)より公開
→ http://kyoto-minamikaikan.jp/
兵庫:元町映画館 12月12日(土)より公開
→ http://www.motoei.com/
参照元:
「講談師・旭堂南湖」オフィシャルサイト
「映画 講談・難波戦記 -真田幸村 紅蓮の猛将-」オフィシャルサイト
写真提供:
(c)2015 flag Co.,Ltd.
副編集長Y
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