全国の城を中心に、もはや一つのカルチャーとして定着した感のある「武将隊」。
その城にゆかりのある武将たちに扮して、演武やお客さんの観光ガイドなどを努めるというユニークなプロジェクトが全国で展開されていますね。
その武将隊のパイオニアとして大成功、今でも人気・知名度ともにトップの座を走るのが名古屋市の雇用対策事業として2009(平成21)年に発足した「名古屋おもてなし武将隊」。
発足して以来、本来の名古屋城PRはもちろん、TVや雑誌への出演は数知れず。大人気を博してCDアルバムなどをリリースしたりと、まさに縦横無尽の大活躍。
名古屋にゆかりのある有名武将6人と陣笠隊4人、計10人からなるメンバーは、途中メンバーチェンジも何度か繰り返しながら、今でも全国規模でファンを抱える人気グループに成長しました。
その「名古屋おもてなし武将隊」が今回7年目を迎えるにあたり、メンバーから2名が卒業、新メンバーを募集するオーディションが開催されることになったそうです!
これはビッグニュースだ!とご紹介させてもらうことにしました。
今回卒業、新規メンバーへ代わるのは「織田信長」公と、豊臣秀吉配下で、熊本城を築城した猛将「加藤清正」公。
信長公は3年と11ヶ月、清正公に至っては結成以来6年5ヶ月の在籍という人気メンバーの入れ替えとあって、大きな話題を呼んでいます。
オーディションのスケジュールですが、3/31(木)までが書類選考募集期間。
その通過者について4/6(水)〜13(水)までに東京・名古屋で面接を実施、4/20(水)までに決定し、5月末にお披露目の予定だそうです。オーディション概要はコチラ
決定したのちは観光PR大使として名古屋城はじめ国内外での公演、また6年目を迎えた東海テレビ主催の単独舞台公演や、レギュラー番組含めテレビ番組への出演も夢ではないとのこと。
募集メッセージは「いつ頃からだろう。日本から、サムライが消えてしまった。平気でウソをつく人、いつも損得で動く人、勇気と志を失くした人。そんな時代だからこそ、『名古屋おもてなし武将隊』は存在する。日本人が捨てた大切なモノを、残し伝えるために、今また平成のサムライに呼びかける。『いでよ、サムライ!』と。織田信長と加藤清正を、熱烈に募集します。」と、極めて「硬派」なメッセージ。
わたくし、個人的にこの武将隊の活動は歴人マガジンでもチェックを続けていたのですが、やはりただのパフォーマンス集団ではなく、武将スピリットを誠実に追求しているからこそこの成功に繋がったのだと思います。
「求む、サムライ。」というキャッチコピーでも分かるように、ファンの前の明るくフランクなやりとりとは別に、根底に流れるコンセプトが「硬派」なんですよね。
既にこれだけの実績をもつメンバーに、新信長と新清正として加わるには大変なプレッシャーがあるのは事実。
真夏の屋外で甲冑着て踊ったり、衆目のなかでそのキャラクターを演じるだけでも、容易なことではないはずです。軽い気持ちでできるような役目ではないので、それなりの覚悟をもって臨まないと務まらない重責ですよね。
それでもやってみたい!我こそは新信長または新清正にふさわしい!という気概のある若武者の応募を待っています、とのことなので、詳しく募集要項をチェックして、ぜひチャレンジしてみてください。
今年、名古屋城や各地の大舞台をバックにその生を燃やすのは、信長公と清正公の、さらには歴代この武将隊を支えてきたメンバーの思いを引き継いだあなたです!
参照元:
「名古屋おもてなし武将隊」オフィシャルサイト
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