先日の伊勢志摩サミットで世界各国の閣僚も参拝した三重県伊勢市の伊勢神宮。
約2,000年の歴史をもち、毎年約1,000万人が「お伊勢参り」と称して訪れています。
江戸時代から始まったこの集団参拝は、江戸時代の人にとって東京 吉原とならび「死ぬまでに一度は訪れたい」というほどの国民的行事。
6/4(土)に初回放送された大人気番組「ブラタモリ」でも取り上げられ、過去最高の視聴率を記録したそうです。
その人気は全く衰えを見せていないようですね。
今日はそんな伊勢神宮への参拝のイロハについて調べてみました。
そもそも伊勢神宮はどんな神社?
伊勢神宮の正式名称は「神宮」。現在、日本の神社のなかの最高位に位置する、いわば神社のトップです。
日本の自然神八百万の神の最高神であり、その代表で天皇の祖先である太陽神、天照大御神が祀られているのが内宮(ないぐう)。
また天照大御神がお招きした衣食住の神様、豊受大御神が祀られているのが外宮(がいぐう)。
この2つのお宮に加え、89万平方メートルという広大な敷地内に125社もの宮社とよばれる建物があります。
また、内宮と外宮の正殿を20年ごとに造り替える神様のお引越し「式年遷宮(しきねんせんぐう)」は、実に1,300年にわたって続けられている一大式典です。
神様を怒らせちゃダメ!参拝にはコツとルールあり
さて、そんな「神社オブ神社」の伊勢神宮。
快適な参拝のポイントは下記のとおり。超凝縮でまとめてみました。
・神様にはお願いごとではなく感謝の気持ちを
神社というのはもともと神様に感謝の気持ちを伝える場所です。
つい神頼みしてしまいがちですが、まずはありがとうございます、とお伝えしましょう。
・参拝は朝にかぎる
お昼前には観光バスでガンガン人が来ますので、神宮周辺の道路も渋滞になることも多々あり、とにかく早めの参拝がオススメ。
一番いいのは朝5時の「早朝参拝」。すがすがしいパワーで満ち溢れている朝の参拝が最高です。
・ドレスコードは重要!
神職の方の判断にもよりますが、基本的に正装が望ましいとのこと。
ただし女性のヒールは禁物。砂利道ですし大変に歩きづらいです。また、肩を出したりつま先の出る靴もNG。
なんといっても日本の神様の代表ですから、参拝の時くらいは気落ちや格好も静めてご挨拶したほうがいいですよね。
・参拝の順番
正式には外宮から内宮へと参拝するのが正しい参拝の順番。
4キロ離れていますが、2つの宮のあいだにはバスも通っていますので、可能ならばぜひ二人の神様にご挨拶してください。
・名物グルメ、パワーグッズを楽しもう
参拝が終わったらお守りや置物の神社グッズを購入したり「おかげ横丁」で伊勢グルメを満喫しましょう。
名物伊勢うどんや赤福氷など、とにかく楽しい伊勢めぐりの記念をたくさん作ってください。
必見!本日のブラタモリも伊勢神宮!
タモリさんがブラブラ歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」。
11日(土)19:30〜20:15は伊勢神宮の2回目「お伊勢参り〜人はなぜ伊勢を目指す?〜」が放送予定です!
江戸時代から続き、現在も市内に1軒だけ残るといわれる「御師」(伊勢神宮の案内人)のナビゲーションでお伊勢様めぐりを楽しんだあとは、御師のお宅で、江戸時代の豪華フルコースをおもてなしされるそうです。食べてみたいなあ・・・
これは私も知りませんでしたが、現在の超人気スポット「おはらい町」と式年遷宮には深い関係があるとか!?
過去最高の視聴率を記録した6/4(土)に続き、今回も充実の内容で楽しめること間違いありません。
いかがでしたでしょうか?
私も3年前に初めて「お伊勢参り」をしてきましたが、なんというんでしょうか、そこに流れる澄んだ「気」がとても印象的だったのを覚えています。
あとは人の多さ(笑)。でも歩いているうちに、まさに江戸時代にタイムスリップした気分になり、とても楽しくすがすがしい気分になれました。
まだお伊勢参りに行かれていない方、ぜひ今年はチャレンジしてみてくださいね!
編集長Y
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