大陸と陸続きだった頃に日本列島に渡った人達が縄文文化を育み、後にやってきた渡来人によって本州では弥生文化が花開く。・・・というのが筆者が学校で習った先史時代ですが、今はどんなふうに教えられているのでしょうか。
最新の研究によると、縄文人は現在で言うバイカル湖、弥生人は長江を起源とする人種なのだとか。
地域が違えば風土が違う。風土が違えば生活が違う。生活の違いは人の姿を変えます。縄文人と弥生人は、対照的な姿をしていたようです。
現在の日本人は75%が縄文人と弥生人の混血と言われていますが、パーツごとにどちらかの特徴が色濃く出ることもあるのだとか。そこで今回は、縄文人と弥生人の特徴をまとめてみました。
縄文人の顔の特徴は?
縄文人は全体的に大ぶりの造形。背は高く四肢や指が長く、体毛が濃いのが特徴です。
顔は輪郭が四角形、眉が太くて目はぱっちりとした二重まぶた。耳たぶが大きくて鼻は広く、唇が厚いとのことです。
弥生人との混血が進まなかった北海道のアイヌや沖縄の琉球人、また九州地方では縄文人の特徴を色濃く残している人が多いようです。
ちなみにこの特徴は西洋人と重なるところが多く、初めてアイヌと出会った西洋人の中には自分たちと同じコーカソイドと思い込んで親近感を寄せた人もいると伝わっています。
弥生人の顔の特徴は?
弥生人は全体的に細く薄く、縄文人と正反対の特徴です。背は低く四肢や指は短く、体毛は薄いとのこと。
顔は輪郭が丸く、眉は細くて目は切れ長の一重まぶた。耳たぶは小さく鼻は細く、唇も薄いとのことです。
長らくこちらが日本人の典型的な姿とされ、美人の基準も弥生人の特徴の方が優勢だったようです。現代でも「塩顔系」と呼ばれる男性が人気だったりしますもんね。
縄文系と弥生系の違いは性格にも表れる?
縄文人の祖先は狩猟採集を生業とし、弥生人の祖先は農耕生活を営んできました。こうした生活形態の違いが、現代では性格の違いとして受け継がれている、とする向きもあるようです。
たとえば、農耕にあたっては指導者と人出があるほうが楽になるため、弥生人は秩序だった集団行動を好む。
対して狩猟を基本とした縄文人は少数精鋭かつ対等な関係を好みます。
また、狩猟では基本的に必要な分をその時に手に入れる生活になりがちです。だから縄文人は場当たり的で行動的、かつ失敗してもなんとかなるという大らかな性格が多いのだとか。
対して農耕では長期計画が基本の生活になります。そのため弥生人は計画的で慎重、そして一度の失敗が収穫に直結するため失敗に厳しい性格になるのだとか。
また、世界的に見ると狩猟民はO型、農耕民はA型が多いとか。
上記の特徴の違い、何となく血液型診断と重なるところがありそうです。
以上、縄文人と弥生人の特徴の違いをみてみました。自分や知り合いを当てはめて、縄文系と弥生系どちらになるか考えてみると面白そうですね。
あくまでレッテル貼りやモラハラにならない範囲で楽しみましょう(笑)
(Sati)
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