【 六文銭はためく!】大河ドラマ「真田丸」で注目の信州松代で真田十万石まつりが開催

エンターテインメント
【 六文銭はためく!】大河ドラマ「真田丸」で注目の信州松代で真田十万石まつりが開催

大河ドラマ「真田丸」で一躍注目を集めている信州松代。長野市松代町では10月8日、9日と二日間にわたり真田十万石まつりが開催されます。

真田家が治めた信州松代十万石

祭りのメイン会場となるのが、長野県長野市松代町にある真田氏が250年間居城とした松代城です。

松代城址
「代々真田家が城主を務めた松代城址」

真田氏の居城として代表されるのが徳川の大軍を二度も撃退した上田城ではないでしょうか。しかし上田城は関ヶ原での西軍の敗戦後、徳川軍によって徹底的に破壊されました。徳川にとって上田城は二度も苦渋を味わわされた憎い城。相当な恨みがあったのでしょうね。

関ヶ原の合戦のあと上田藩を治めることになった真田信之(信幸)ですが、上田城が破壊されてしまったため近くの沼田城に入ります。その後間も無くして転封を命じられますが、その転封先が松代ということです。これより真田家は、信州松代十万石を幕末までの250年間、一度も国替えすることなく統治することとなりました。
真田十万石まつりは、そんな真田家十代の善政をたたえるために開催され、今年で61回目を迎えます。

真田十万石まつりの見どころ

お祭りの初日8日(土)は、地元の子供たちによる合唱や舞踊、吹奏楽などのイベントが目白押しとなっています。
この日の松代城は一日中歌と踊りで盛り上がりをみせます。

お祭り開催期間中は、城内で「手づくり市」が催されていたり、近くの真田公園で交流イベントが催されていたりするので、そちらに足を運んでみるのもおすすめです。鼓笛隊の軽快なリズムに耳を傾けながら大市を覗くのもきっと心躍ることだと思います。

そして二日目、いよいよお祭り一番の見どころ、松代藩真田十万石行列が出陣します。
真田鉄砲隊による迫力ある演舞に続き出陣式を終えると、勇ましい甲冑姿に身を包んだ武者たちが松代城を出発します。

「真田鉄砲隊。硝煙が激しさを物語ります。」
「真田鉄砲隊。硝煙が激しさを物語ります。」
「軽快で迫力満点の真田勝鬨太鼓」
「軽快で迫力満点の真田勝鬨太鼓」
過去の出陣式の様子。圧巻の絵ですね!
過去の出陣式の様子。圧巻の絵ですね!

ちなみに昨年2015年は大河ドラマ「真田丸」で信之を演じている大泉洋さんと、その妻・稲こと小松姫役の吉田羊さんも出陣式に参加され、大賑わいだったそうですよ。

行列には初代松代藩主・真田信之や、大坂夏の陣で家康を自刃寸前まで追い詰めた弟の真田幸村(信繁)も登場します。

「馬上で初代松代藩主・信之公に扮するのは14代目当主・真田幸俊氏」
「馬上で初代松代藩主・信之公に扮するのは14代目当主・真田幸俊氏」

今年の行列でも真田14代目当主である真田幸俊氏が信之公として参加されます。また、今年はリオオリンピックのシンクロナイズドスイミングで活躍した箱山愛香さん(長野出身)が、茶々役で参加されるそうです。

その他にも織田信長や武田信玄など、真田家に縁のある戦国武将たちが一堂に会し、町内を3時間ほど行進します。
大国に囲まれ、激動の時代を生き抜いた真田家にとって、見渡す武将は超大物ばかり。歴史にあまり詳しくない人でも、知っている武将をきっと見つけることができるはずです。
総勢250人に及ぶ武者行列は戦国時代ファンはもちろん、そうでない人でも興奮すること間違いなし!
matsushiro3

徳川家康とは敵同士だったにも関わらず、徳川治世下で堅実に領国と真田の家を守るという二律背反の活躍を見事にやってのけた真田家。その活躍は江戸時代の講談、難波戦記や後の真田十勇士に代表されるように広く庶民に愛され、現代にいたるまで多くの歴史ファンの心を惹きつけています。
そんな真田の息吹が今に息づく信州松代、真田十万石まつり。一見の価値ありです。

真田十万石まつり
開催日:2016年10月8日(土)、9日(日)
松代藩真田十万石行列は9日13:00松代城出陣です。
※イベントスケジュールの詳細はHPをご覧ください。
真田十万石まつり

参照元
真田十万石まつり
信州松代観光情報

関連記事
【2016年秋行きたい】武将祭り、特別参拝…この秋必見の歴史イベントまとめ
【弟・信繁だけじゃない】さすが兄上!文武両道の名君だった真田信幸(信之)

Visited 1 times, 1 visit(s) today
READ  【東京ゲームショウ2019にて】越後谷プロデューサーが『三國志14』にかける思い

コメント

タイトルとURLをコピーしました