幕末、京の都で治安維持を担った剣客集団、新選組。Eテレ『先人たちの底力 知恵泉』では、7月18・25日(火)の2回にわたり新選組を特集します。
新選組が幕末“最強”の剣客集団となるまで
局長の近藤勇、副長の土方歳三はじめ、隊士たちの多くは、農民出身など、元々武家の出ではありませんでした。
「武士になりたい!」そんな強い思いを持って都にやってきた“新参者”の若者たちは、どのようにして世の中から認められたのでしょうか。
18日の放送では「新選組 新参者が認められるには」と題し、彼らが幕末“最強”の剣客集団と言われるまでに迫ります。
池田屋の名台詞、本当は違った!?
ちなみに新選組といえば「池田屋事件」が有名ですよね。局長・近藤勇が「御用改めでござる」と言って突入・・・という印象が強いかと思います。しかし、昨年新たに見つかった史料によると、近藤が発した第一声は「御用改めでござる」ではなかったのだそう。
では真の第一声はなんだったのでしょうか?昨年発見された史料から読み解く、隊士たちの思いにも注目です。
土方の生き方から学ぶ「ナンバー2」の生き方
また、25日の放送では「新選組・土方歳三 ナンバー2の生き方とは」と題し、“鬼の副長”と呼ばれた土方歳三を特集。
新選組が幕末“最強”とも言われる剣客集団としてその名を知らしめることになったのには、土方の存在なくしては語ることができません。
理想を語り、人望を集める組織のトップ・近藤に寄り添い、ナンバー2として実務を淡々と進め“鬼”に徹した土方。
トップとナンバー2の役割分担こそが、新選組という組織を率いる力となっていました。時に隊士たちを鼓舞するのに有効に働き、時に冷酷で悲惨な事件をも生むことにも・・・。土方は、なぜ鬼にならなければならなかったのでしょうか?
時代の激動の中、悲劇的な最後をたどった新選組副長・土方歳三の生き方から、組織のナンバー2としてのあり方のヒントを探ります。
今注目の局長・近藤の愛刀も紹介!
また、番組では局長・近藤勇の愛刀も紹介。そこに秘められた歴史の真実を読み解きます。
18日・25日ともに、ゲストは俳優の永井大さん。BS時代劇「新選組血風録」で“鬼の副長”土方歳三を演じ、人一倍思い入れがあるのだそう。
今もなおカリスマ的人気を誇る新選組。
特に土方の「組織のナンバー2」としての在り方は、現代でも見習う部分が多そうです。
放送はそれぞれ18日・25日(火)22時から。新選組ファンも、組織作りに悩む方も、ぜひその知恵をご覧ください。
Eテレ【先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)】
放送日時:
2017年7月18日(火) 22:00~22:43
「新選組 新参者が認められるには」2017年7月25日(火) 22:00~22:43
「新選組・土方歳三 ナンバー2の生き方とは」公式HP:Eテレ「先人たちの底力 知恵泉」
http://www4.nhk.or.jp/chieizu/
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