幕末から明治という激動の時代を明るく元気に駆け抜けたおてんば娘・あさの“びっくりぽん!”な一代記を描き、21世紀の朝ドラ最高平均視聴率を獲得した「連続テレビ小説 あさが来た」。主演の波瑠やディーン・フジオカがブレイクを果たすきっかけとなったことでも知られるこの大ヒットドラマを、チャンネル銀河で2020年2月5日(水)よりCS初放送する。
ストーリー
幕末、京都の豪商の次女に生まれたあさ(波瑠)は、相撲が大好きなおてんば娘。そんなあさには、琴や裁縫などの習い事に熱心な姉、はつ(宮﨑あおい)がいた。2人は大阪にいる許嫁の元へそれぞれ嫁ぐことに。大阪有数の両替屋・加野屋の次男、新次郎(玉木宏)と結婚したあさだったが、明治に入り、時代に合わなくなった店の経営は火の車。夫の新次郎は「金儲けは性に合わへん」と三味線など風雅に興じるばかり。いよいよ倒産かというとき、新次郎が持ち込んだのは、炭坑経営の話だった。「これからは石炭の時代らしいで」という言葉に火を付けられ、あさは幼いころから関心のあった“商い”にのめり込んでいくのだった。
見どころ
幅広い世代から絶大な支持を得て、あなたの「イチオシ朝ドラ」投票で第1位※を獲得
”明治の女傑”と呼ばれた女性実業家のさきがけ・広岡浅子をモデルにした主人公あさの一代記。いまや多数のドラマや映画で主演を務める波瑠が演じるあさの快活なキャラクターが魅力的で、絵に描いたようなサクセスストーリーが人気を集めた。あさの夫・新次郎を演じるのは、映画、ドラマにとどまらずマルチな活躍をみせる玉木宏。新次郎は道楽者に見えて、どんな危機に直面しても持ち前の柔軟さであさをサポートするしなやかさが魅力だ。他の女性になびかず一途にあさへの愛を貫き、子どもが生まれると″イクメン″となって、あさの仕事を支えるところも、現代女性の理想の男性像といえる。あさは新次郎とディーン・フジオカ演じる五代友厚の二人のイケメンに愛されるヒロインで全女性の憧れが詰まっている。
※NHK特設サイト朝ドラ100「あなたの<イチオシ朝ドラ>投票」より(2019年3月現在)
ディーン・フジオカが大ブレイク!日本中が”五代ロス”に!
本作で大ブレイクを果たしたのが五代友厚役のディーン・フジオカだ。あさへの想いを隠しながらも、実業家として奮闘する彼女を叱咤激励し大きな支えとなる。そんな”五代様”の姿に多くの女性たちが魅了された。当初は2015年末の放送日で亡くなる予定であったが、あまりの人気から脚本を変更して2016年1月放送日まで寿命を延ばしたというエピソードが残っている。ドラマで五代が亡くなると、SNS上では「朝からつらい」「仕事を休みたい」などの悲鳴が相次ぎ「五代ロス」という言葉も生まれた。
「待たせたな!」山本耕史が11年ぶりに土方歳三を演じる
ドラマには幕末を象徴するような歴史上の偉人たちが登場する。中でも大きな話題を集めたのが、大河ドラマ「新選組!(2004)」以来11年ぶりに山本耕史が演じた土方歳三だ。「待たせたな!」という「新選組!」の名台詞とともに再登場した土方に、朝ドラファンだけでなく大河ドラマファンが大いに沸いた。そのほか、大隈重信(高橋英樹)や福沢諭吉(武田鉄矢)、渋沢栄一(三宅裕司)といった偉人たちの登場にも注目だ。
ヒロイン・あさのモデル「広岡浅子」とは?
1849年(嘉永2年)、京都の豪商の娘として生まれた浅子は、17歳で大坂の豪商「加島屋」に嫁ぐと、そこで熱心に勉強して店の商売に関わるようになる。江戸から明治へと時代が大きく変わったことで両替部門がふるわなくなり、店が経営難に陥ると、この危機を乗り越えるために次々と新しい事業に挑んでいく。まず、九州の炭坑を買収して炭坑経営を開始。自ら炭坑に出向き、護身用のピストルを片手に労働者たちを指揮した武勇伝が語り継がれている。さらに時代の流れに敏感な浅子は、1888年(明治21年)に加島銀行を設立した。
また、1896年(明治29年)、女子の高等教育の必要性を訴えた成瀬仁蔵の著書を読み感銘を受けると、女子大学校設立に協力を申し出る。政界、財界など多くの人脈を活かして協力を要請し、実家が所有していた土地を大学の敷地として提供。こうして1901年(明治34年)、日本女子大学校(現:日本女子大学)が設立された。翌年には大同生命の創業に参画するなど、明治の代表的な女性実業家として名を馳せていく。晩年は社会活動や女性を集めた勉強会を開くなど、生涯現役で活躍し、1919年(大正8年)に71歳の生涯を閉じた。
「連続テレビ小説 あさが来た」
放送日:2020年2月5日(水)放送スタート 月-金 朝8:15~ 2話連続
番組ページ:https://www.ch-ginga.jp/feature/asagakita/
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