■歴史的にもこの大事な日 なにかを伝えたい
2011年3月11日に起きた、東日本大震災。今日で丸4年が経ちました。
たまたま東京駅で揺れに遭遇した私はなぜか「こんな状況の際にどこまで自分の体力がもつのか試したい」と、横浜の自宅まで約8時間をかけて歩きました。
必死に歩いていて、東北の被害を知らぬまま夜更けに入った料理店で見た炎を上げて燃えさかる町の風景に、言葉を無くしました。
今にすればそれは間違った選択だったわけですが、それでもあの経験は無駄にならなかったと思っています。
あれから4年。
多くの方がいろいろなことを考え、思い、それぞれが思うこと、できることをやってこられたと思います。
そして4年という時間のなかで、ある人にとって震災は、風化し忘却へと少しずつ向かっている流れも感じます。
忘れることは決して批判される類いのものではないだけに難しさも感じますが、たくさんの方が亡くなられたり、私も含めて多くの人の人生が変わったという今日という日に、いつもと違う思いをお伝えしたく、あえて書かせていただくことにしました。
東北へはあの日以来何度か行きましたが、カバー写真は2012年3月に出かけた陸前高田の町の様子。
この4年間で撮ったたくさんの写真を見ながら、しかし「今日という日に何をどう伝えたらいいんだろう??」と躊躇もしていました。
■きっかけをもらったブログ
そんな時、城好きのコミュニティイベント「城フェス」を主宰、城に関する著書も多数出版されるなど大活躍中の城郭ライター、萩原さちこさんが、2014年7月に福島県の白川小峰城に取材に行かれた時のブログ「城メグ日記」を読み、なんとなく書こうとしている思いが形になってきました。
ちなみにこの小峰城、石垣の崩落などにより三重櫓は立ち入り禁止でしたが、2015年4月19日(日)からようやく公開が再開されます。
震災から4年、このお城を誇りに、また親しんできた地元の方の喜びはいかばかりでしょうか。
ブログのなかで萩原さんは「震災と復興という歴史の流れのなか、城が古来から現代、そして未来を通じて持っている意味や価値など、本質的な部分を書いて発信したい」という旨のことをおっしゃっており、私もそこに強く共感しました。
■すべては「歴史」
今まで起きた過去、そして今起きている現実、そしてこれから出来上がっていく未来。
その全てが歴史だと感じ、何をどう残し伝えて、どう未来をつくっていくのか?という感覚って、果たしてどれくらいの人が考えることなんだろう?
私のつたない力で、どこまでそのような感覚を語り伝えていけるのか分かりませんが、まず自分がそのような意識をしながら、少しでもみなさんに「歴史」を知り、感じてもらうきっかけをこれからも発信していこうと思います。
またそれができるのは、生きているからこそ。
未だに生きて「歴史」を作り、伝えていけることに感謝をしながら、思いを新たにこの1年を過ごしたいと思います。
萩原さん、ヒントを与えていただいてありがとうございます!
副編集長Y
参照元:
「城メグ日記」城郭ライター 萩原さちこオフィシャルブログ
「城フェス」オフィシャルサイト
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