●「沈黙の提督」東郷平八郎
明治維新を経て近代国家の仲間入りをした日本が、帝国ロシアと戦った日露戦争。
その日露戦争で、日本の連合艦隊を司令長官として率いたのが東郷平八郎です。
薩摩藩士の家に生まれ、戊辰戦争や箱館戦争にも従軍、日清戦争を経て、日露戦争では連合艦隊司令長官に。
雌雄を決する戦いとなった日本海海戦において、圧倒的な勝利を収め、世界の注目を集め国民的英雄となった根っからの軍人。
寡黙で無口だった彼は(一説ではイギリス留学で苦労して寡黙になったという)、後年「沈黙の提督」と呼ばれました。
チャンネル銀河で過去に放送のNHKドラマ「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)では、渡哲也さんが熱演。
歴史を動かした「東郷ターン」と呼ばれる作戦を命じる姿が最高にカッコよかったです。
●その東郷が初代司令長官を務めた舞鶴鎮守府
京都府の北側に位置し、日本海に面した舞鶴市には、その東郷が初代司令長官として2年間を過ごした官舎「東郷邸」があります。
現在は海上自衛隊舞鶴地方総監部が置かれている舞鶴市では、本年より、海上自衛隊舞鶴地方総監部の協力を得て、その東郷邸を毎月第1日曜に一般公開することが決定。
そこで舞鶴湾を周遊する「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」と市内の主な観光施設をめぐる「舞鶴周遊観光ループバス」の運行が3月よりスタートしたのです。
「海軍ゆかりの港めぐり遊覧船」では、現在自衛隊桟橋に停泊する海上自衛隊の巨大なイージス護衛艦、造船所、全長735mで日本海側最大級の斜張橋・舞鶴クレインブリッジなど、舞鶴湾周辺の見どころを約30分かけて周遊するプラン。
間近で大迫力のイージス艦が見えるということもあり、歴史ファンはもちろんミリタリーファンにも大きな話題を呼んでいます。
「舞鶴周遊観光ループバス」は、バスで舞鶴港や田辺城、赤レンガ倉庫などといった舞鶴市内の主要な観光施設をめぐる地域ツアー。
こちらも歴史ある古く美しい町並みが効率よく巡れるということで、人気を博しているそうです。
●舞鶴の魅力が詰まったサイト「まいづる観光ネット」でチェック!
東郷邸は第1日曜日のみの解放ですが、遊覧船ツアーとループバスは土日祝の開催。
ただしGW期間中(4/26~5/6)は毎日運行するそうです!
小さな島々が連なるとても美しい景観の舞鶴観光はこれからが本番。
GWの予定を決められていない歴人のみなさん、今年は舞鶴を候補に入れてはいかがでしょうか?
詳しくは「まいづる観光ネット モデルコース」のページででご覧ください。
副編集長Y
参照元:
「まいづる観光ネット」オフィシャルサイト
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