世界遺産への登録を目指す、今話題の「軍艦島」。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
テレビの特集で観た“その島”は、圧倒的な廃墟感と昭和ノスタルジーを感じさせる島でした。「これは・・・今行かなきゃいつ行くの?今でしょ!」(林先生の特番だったので)と編集部スタッフUが取材に行ってきました!
これから全3回の連載形式の特別企画、どうぞお楽しみください!!
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取材に行った“その島”は、「廃墟」という一言ではまとめてはいけない、高度経済成長期の日本を支えた人々のエネルギッシュな生活をダイレクトに感じることができる“国の宝”とも言うべき島でした。
現在は誰も住んでいない無人島ではありますが、訪れた人が当時住んでいた人々の生活感を個々で想像できる楽しみも与えてくれます。
さて、「軍艦島」への行き方ですが、もちろん泳いで行くことはできません(笑)観光客は軍艦島上陸ツアーに申し込みをする必要があります。
数社ある軍艦島上陸ツアーを運航している船会社から、今回は「やまさ海運」さんのツアーに参加しました。
「やまさ海運」ホームページ↓http://www.gunkan-jima.net/
理由は「午前9時出航で午前中に港に戻ることができる」「定員225名程の大きな船のため、揺れにくい」「上陸後に“上陸証明書”がもらえる(一番の理由。上陸証明書は「やまさ海運」さんのみ)」などでした。
各船会社でツアーの発着場所やサービス、船の大きさや設備も異なりますので、各社ホームページを見て比較して、自分にとって一番大事なポイント(上陸率、船の定員数、軍艦島以外の島にも立ち寄るツアー等)を考えながらツアーを選ぶことも楽しみの一つかもしれません。
なお、ツアーの値段はどこも3000円前後~4000円前後と変わりはなく、(インターネット割引あり、当日現金払いのみ等の違いはあり)出航時間も午前9~10時、午後12~13時と1日2回のツアーが多いようです。
前置きが長くなりましたが、「軍艦島」について少し説明します。長崎半島から西約4.5kmの沖合いに位置する「端島(はしま)」、通称「軍艦島」。
島の外観が戦艦土佐に似ていたことから、「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
1810年(文化7年)に石炭が発見され、1870年に石炭採掘が開始。1890年からは三菱の所有となり、1974年(昭和49年)1月15日に閉山するまでの104年間、炭鉱の島として日本の近代化を支えてきました。
1960年(昭和35年)には、なんと5300人弱の人が住んでおり、当時の人口密度は世界一と言われていたそうです。島の大半が鉱場で、居住地がとても狭いため、1916年(大正5年)には日本最古の鉄筋コンクリート(RC)造の高層集合住宅が誕生しました。
なお、一般の観光客が上陸・見学できるようになったのは2009年からですので、つい最近のことです。
概要・年表は「やまさ海運」さんのホームページにも記載されています。
http://www.gunkan-jima.net/outline
さて、いよいよ「軍艦島(端島)」に向けて出港です!
連絡船は長崎港から出港します。(各社で出港場所は異なります)
乗船は出港時間から20分前に開始されますが、2階デッキ右側(写真を撮る方はおススメ!)を確保したい方はお早めに並ばれた方がよいです。
波も荒くない、天候も問題なし!
果たして上陸できるのか・・・。
(そして、日差しが暑すぎる!帽子、日焼け止め、何か羽織る物はマストです!)
第2回に続く・・・。
>>さていかがでしたでしょうか!?
Uが書いたとおり、廃墟というイメージだけではくくれない魅力がこの島にはあるようですね。
次回は来週掲載予定です。お楽しみに!!
副編集長Y
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