歴人マガジン

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【アーマードバトル】甲冑付けた本気のガチバトル「 STEEL!」第2回リーグマッチ取材レポート(画像多数)

●今回のイベント「STEEL」について

以前より歴人マガジンで取り上げさせていただいている「アーマードバトル」。
甲冑を身に付け、厳格で安全性の高いルールに基づいているとはいえ、文字通りのガチバトルです。
その激しさとファイターの甲冑姿が話題を呼び、昨年日本では初めてアーマードバトルの公式戦を行うために決済された「ジャパン・アーマードバトル・リーグ(以下JABL)」が発足、現存する3チーム(ドラコーネズ・サングリエ・黒鋼衆)が公式戦を行っています。

以前からリアル取材を楽しみにしていましたが、今回ようやく取材にお邪魔することができました!

今回は現代格闘技のテクニックを活かした「サングリエ」と、日本甲冑をまとい、日本武術を操る「黒鋼衆」の戦い、第2回リーグマッチ「STEEL」です。
特に今回はポーランドからヤコブさんという助っ人選手が黒鋼衆に参加、かなりの腕前だとか。期待が高まります。

チームサングリエ

チームサングリエ

対する黒鋼衆。

対する黒鋼衆。

会場は、目白駅から少し離れた住宅街の中にあります。
JABLの運営母体で、ドイツ西洋剣術を中心に中世ヨーロッパ文化を学ぶ「キャッスル・ティンタジェル」の事務所に併設したリング。

中に入ると、観客席の前には金網が貼られ、鉄パイプで区切られたリングが!
まさに「金網デスマッチ」じゃないか!と高まる興奮。
しかし二つのチームにはそれぞれ「ディーバ」と呼ばれるキレイな水着の女性も登場、プロの実況リングアナウンサーもいて、華やかです。
席数も満員、女性が予想以上に多い!この競技の人気と、その定着ぶりが伺えます。
名称未設定

この日の試合は、デュエルという個人戦と、メーレーというチームによる団体戦。デュエルもそれぞれ使う武器によって3つに分かれています。
ルールはリング脇にいるジャッジが、選手が受けた打突の数をカウントし、そのヒット数によって勝敗を決めるというもの。

試合前にルールの説明と、禁止事項などの説明も行われるので、初めての人でも分かりやすく試合を見ることができます。
写真はリーグ唯一の女性ファイター(!)加川選手による禁止ルール説明。

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さて、いよいよ試合開始。まずは各チーム3人ずつのデュエル(個人)戦です。
のっけから「ガチン!ガチン!」と甲冑や武器がぶつかり合う大迫力!
試合前に選手の兜を持たせてもらいましたが、「え!これ着てバトルすんの?」というほどの重さ。10キロ近くはありますから、みんなよく首が大丈夫だなあと心配したのですが、逆に重いことによって防御力が高まるそうです。

また、試合中にあまりの強さで打ち合うため、防具が壊れたり、武器が折れてしまうというのも日常茶飯事。文字通り「ガチなバトル」に興奮度が高まります。
しかしただの打ち合いではなく、しっかりとしたヒットをするため、攻撃を避けるためのアクションなど、非常に奥深いものがあるのだと知る事ができます。

デュエルで注目のカードは、サングリエの阿見選手VS八ヶ代選手。
阿見選手は身長201センチ、体重125キロという巨漢、対する黒鋼衆の八ヶ代選手は身長158センチ、体重53キロという、巨人と小兵の戦い。

身長差がありながら、果敢勇猛に技をしかける八ヶ代選手ですが、ルールでは体重差が20キロ以上の場合のアドバンテージがありますが、さすがにリーチやタックルなどの重さが違い、阿見選手が無敵の快進撃。

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阿見選手、聞くと本来はお笑い芸人さん。ラジオ取材でここに来て、代表のジェイさんにスカウトされたそうです。
やさしい顔が兜をかぶった瞬間に悪鬼のような恐ろしいファイターになる、その変貌ぶりも人気です(笑)。

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そして会場を沸かせたのは、ポーランドからの助っ人ヤコブ選手。
10代からアーマードバトルの選手だったという彼も、個人戦では全勝。試合前日までは非常に静かだとMCの方は話していましたが、試合では野生味溢れる雄叫びを上げて会場を沸かせていました。

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健闘を称え合う阿見選手とヤコブ選手。

健闘を称え合う阿見選手とヤコブ選手。


このリーグマッチ、今までは黒鋼衆とサングリエの対戦成績は、ほぼサングリエの圧勝だったそうですが、今日は黒鋼衆田中選手も連勝。
いつもとは違う展開で黒鋼衆がリードして個人戦を終了、後半の団体戦へと入ります。
個人戦一試合を見るだけでもエキサイトするのに、乱戦となるメーレー(団体戦)はどんだけ凄いんだ!!

佐藤選手(左)と田中選手(右)のロングソードの試合

佐藤選手(左)と田中選手(右)のロングソードの試合

会場内に飾られた中世ヨーロッパの紋章。雰囲気抜群。

会場内に飾られた中世ヨーロッパの紋章。雰囲気抜群。

●激闘!メーレー(団体戦)は大乱戦模様!

さて、休憩後はいよいよ後半開始。
メーレーのルールは5ラウンドのダウン制。メンバー全員が倒れるか、または2分間で試合終了。投げ技なども有効です。さあ試合開始!!

おお!こちらはまたデュエルと違った迫力!闇雲に突進するのではなく、チームとしての戦術も大変重要なようで、1ラウンドごとにファイターの動きが違うのが見ていて大変おもしろいです。しかしみんな凄いスタミナだ・・・

ディーバのお二人はラウンドガールもつとめます。

ディーバのお二人はラウンドガールもつとめます。

さあ、いよいよメーレー開始!

さあ、いよいよメーレー開始!

この激しい試合が5ラウンド終了、なんと点数を離されていたサングリエが、デュエルの結果を覆し大逆転勝利を収めるという結果に!
途中までリードを保っていた黒鋼衆のみなさん、さぞかし悔しかったことでしょうが、次回こそは完全勝利を目指して頑張ってください!

このメーレーですが、戦術によっては技がパワーを凌駕することができるのではないか、とも感じました。なんとも深い。見ているうちに思わずリング脇により過ぎて、ファイターが突進してくるのにぶつかりそうになりました(笑)

サングリエのジョシュア選手とショーン選手。団体戦勝利の笑顔

サングリエのジョシュア選手とショーン選手。団体戦勝利の笑顔

とまあ約2時間の試合時間ですが、もうあっという間に終了の時間となり、最後にはファンとファイターの皆さんの写真撮影タイム。
防具などがやはりみなさん自前での購入になるために、まだ競技人口は少ないですが、それぞれのファイターにもファンがいて、やはりアーマードバトルの大ブレイクも近い!と確信いたしました。

●JABLのこれからについて
このアーマードバトル、次回は3月28日(土)に、東京タワーに隣接するスターライズタワーで開催

ここでの勝者は、なんとヨーロッパで行われる国際大会の選考大会を兼ねているとのことで、これまたファイターの皆さんは気合いが入ることでしょうね。
もうですね、これは百聞は一見にしかず、としか言いようがありません。

美しくかつ頑強な鎧を身にまとい、体力の続く限りの激闘を繰り広げるファイターと、それを応援するスタッフ及び観客の皆さん。
そこには現代人が忘れかけている何かを刺激する「」があります。

美しいデザインと機能性をもつ兜

美しいデザインと機能性をもつ兜

ちなみにファイターはどのチームでも随時募集中とのこと。特に先ほどご紹介した加川さんのような女性選手も今後は積極的に募集をかけていき、女性チームも作っていけたら、と最高総務責任者の笠井さんがお話してくれました。

さらに「最初からそこまでガチなのはさすがに・・・」という方には「キャッスル・ティンタジェル」のドイツ西洋剣術や鎧着用の体験コースなどから入るのがよいかもしれません。詳しくは両団体のオフィシャルサイトよりご確認ください。

さあ、あなたもファイターとして名乗りを上げるか!それともファンとして支えるか!?はたまた西洋中世の文化のエキスパートになるか!
興味と志をもつ多くの人にまずは気軽に参加してもらえたらと思います。今ならこのジャンルにおける日本のパイオニアの一員になれるかもしれませんよ!

最後に取材に快く応じてくれたファイター並びにスタッフの皆様、誠にありがとうございました!3月の試合も楽しみにしています!
(副編集長Y)

参照元
ジャパン・アーマードバトル・リーグ(JABL)」オフィシャルサイト
キャッスル・ティンタジェル」オフィシャルサイト

サングリエの佐藤選手。5年前からこの競技を続けているそうです。

サングリエの佐藤選手。5年前からこの競技を続けているそうです。

大会スポンサーであるゲーム「アーキエイジ」のポスターをもつディーバの美しいお二人。

大会スポンサーであるゲーム「アーキエイジ」のポスターをもつディーバの美しいお二人。

 

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