【 今年は申年 】2016年はどうなる? 申年を歴人マガジン的に調べてみた

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毎年ベタだな〜と思いつつ、毎年のはじめにその年の干支を記事としてご紹介したくなってしまうのは、編集畑にいる性なのでしょうか。。
12年に一度巡ってくる干支(えと・かんし)でいうと、ご存知の通り今年は「申年」です。
でもそもそも「干支」を知らない人もいるかもしれないし、この干支を切り口に記事を書けるのは年初くらいかと思い、その歴史的な傾向を調べてみました。

干支の起源はなんと紀元前1600年から!?

私たちが毎年何気なく使っている「干支」の起源を調べてみると、なんと紀元前1600年ごろの中国が起源なのだそうです。
もとは日を数えるための「十干」、月を数えるために「十二支」が使われていたとか。現在では十二支が一般的に使われていますね。
日本に入ってきたのは553年、朝鮮半島の国百済から、欽明天皇が歴の専門家を呼んで教えさせたのが最初。602年には政治で使われ、実用化は692年だとのこと。

下に干支の意味を記しておきましょう。

【子(ね)】子孫繁栄、財
【丑(うし)】転換、堅実
【寅(とら)】始まり、才知
【卯(う)】植物の成長、跳躍、家内安全
【辰(たつ)】生の活動、正義
【巳(み)】生命力、情熱
【午(うま)】豊作、健康
【未(ひつじ)】作物が実る、安泰
【申(さる)】日照りや大火事を防ぐ、臨機応変
【酉(とり)】収穫、親切
【戌(いぬ)】安産、勤勉
【亥(い)】田の神・作物の神、無病息災

いかがでしょうか。
年男・年女の方は相当数いるわけですし、これだけではなんとも言えないのですが、なんといっても紀元前1600年から伝わるこの干支に、どんな特徴があるのかをさらに探ってみると、なんとも興味深いデータを見つけることができました。

大政変やオリンピック、大災害・・・なにかと騒がしい申年、はたして今年は?

 

調べてみたら、申年には歴史的に大きな政変が起きる傾向にあるようです。

時の大老 井伊直弼が尊皇攘夷を唱える武士たちに暗殺された「桜田門外の変」。wikipediaより。
時の大老 井伊直弼が尊皇攘夷を唱える武士たちに暗殺された「桜田門外の変」。wikipediaより。

古い記録では、672年に天皇の皇位継承権をめぐり大海人皇子が朝廷に対して起こした反乱「壬申の乱」があったのをはじめ、幕末には「桜田門外の変」で大老井伊直弼が暗殺。

五・一五事件を伝える大阪朝日新聞 wikipediaより
五・一五事件を伝える大阪朝日新聞 wikipediaより

戦前の1932年では軍部によるクーデーター「515事件」で犬養毅首相が暗殺、80年には内閣不信任案により大平首相が辞任後、過労により帰らぬ人に。
また1968年は大学闘争真っ只中、成田空港建設の三里塚闘争など、民衆と体制側の争いもありました。

今年も夏に衆参ダブル選挙などとも騒がれていますが、果たして大きな動きがあるのでしょうか?

白木屋デパート火災。死者14名を越す大惨事に。wikipediaより。
白木屋デパート火災。死者14名を越す大惨事に。wikipediaより。

また1944年には東南海地震、三河地震、2004年には中越地震やスマトラ沖地震が起き、さらに1932年の白木屋デパート火災、1980年には川治プリンスホテル火災などの大火災も発生、大災害には昨年に引き続き注意が必要なようです。

しかし、新しい時代への変換期にあたり、象徴的な出来事があるのも特徴。

1896年近代五輪として初めて開催されたアテネオリンピック公式報告書。wikipediaより。
1896年近代五輪として初めて開催されたアテネオリンピック公式報告書。wikipediaより。

1896年に第1回の近代オリンピックがアテネで初めて開催されたのも申年。
1956年には経済企画庁が発表した「もはや戦後ではない」が流行語となり高度経済成長時代へ。
1980年には高度消費社会の幕開け。今では懐かしいバブルが始まったのもこの辺りでしたか。。(遠い目)
ざっと駆け足で申年の傾向を調べてみて、ちょっと「後付け感」がある分析もありましたが、いずれにしても今年は時代の大きな変換期に来ていることは間違いないようです。

そこで「みなさんはどんな年になると思いますか? 」と最初書いて「違う違う。今年をどういう年にするかこそが大事なんじゃ!」と感じました。

私たち一人一人の心がけで、少しでもいい年にしていけるはず!ということで、歴人マガジンも新しい展開を見せていきたいと思いますので、今年も何卒よろしくお願いいたします。

参照元:
大人の歩き方
まいじつ

編集長Y

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