【近藤勇も大好き!たまごふわふわ】卵料理がメジャーになったのはいつから?

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【近藤勇も大好き!たまごふわふわ】卵料理がメジャーになったのはいつから?

今でこそ毎日のように食卓にのぼる「卵料理」。実は昔は高級食材でした。
しかしその栄養やおいしさから、やはり偉人たちは好んで食べていたようです。
新選組の局長として歴史に名を刻んだ近藤勇もそのひとり。彼は静岡県袋井市の郷土料理である「たまごふわふわ」が大好きだったそう。

では、卵料理はいつ頃から日本で主流になったのでしょうか。

卵料理が広まったのは江戸時代

江戸時代では卵は庶民には手が出せない超高級食材でした。
どのくらい高いかというと、かけそば一杯を現在の値段で大体400円程度としたとき、卵1個はなんと500円だったのです。そのため、庶民にはめったに口に入りませんでした。
1785年には卵料理のレシピ本「卵百珍」が出版され、料理のバリエーションも増えていきます。

そして昭和30年ごろになると、タンパク質やカルシウムの摂取が積極的に行われ、肉や牛乳などと共に食べられるように。卵料理が庶民の間でも頻繁に食べられるメジャー食品となっていくのです。

卵料理を作った3代将軍・徳川家光

「男色の方を好んだ徳川家光」
「男色の方を好んだ徳川家光」

徳川幕府が3代将軍徳川家光の時、後水尾天皇が二条城に行幸した際に卵料理を作ったとされます。この卵料理が、溶き卵をだしなどで調理をした「たまごふわふわ」。「東海道中膝栗毛」の中でも将軍のおもてなし料理として紹介されております。

静岡・袋井のご当地名物「たまごふわふわ」
静岡・袋井のご当地名物「たまごふわふわ」

卵好き過ぎて一気に6個も食べるモーツァルト

ちなみに天才音楽家として名を馳せたモーツァルトは、大の卵好きでした。
彼は目玉焼きを注文する時、卵を6つ並べるようリクエストしたほど。これを「モーツァルト風目玉焼き」と言ったそうです。

今回は卵料理の歴史を紐解いてみました。卵の歴史は思ったよりも浅かったですが、江戸時代のレシピは興味深いですね。
ぜひ探して実践してみてはいかがでしょうか。

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