以前、面白い家紋やクールな家紋などをご紹介しましたが、家紋はまだまだ奥深いです。
※【家紋コレクション】意味も由来も家それぞれ!知ると面白い家紋まとめ
中には「これも家紋!?」と驚く、可愛い動物の家紋などもあるのをご存じでしょうか。動物紋については、レア度の高いものから氏族が限られたものまで色々あります。そこで今回はそんな動物の家紋だけをピックアップしてご紹介します。
なんだかめでたい感じがする蟹紋
一見猿蟹合戦を彷彿をさせるこの家紋。寺沢広高の家紋が蟹紋だそうです。
蟹の形は甲冑を付けた武人に似ているため、武士の好みに合ったのではと思われます。「踊り蟹」もそうですが、蟹紋はそのままの姿で家紋になっているものが多いようです。ちなみに海の蟹と川の蟹、それぞれの家紋があります。
とにかく可愛い!兎紋
嘘だと思われるかもしれませんが、実に可愛い兎紋というのが存在します。それも「真向き兎」や「後ろ向き番兎」など、向きや数にも色々あります。
兎紋は神聖な紋とされており、神社が神紋として使用しています。なぜ神聖かと言うと、古事記に登場するオオクニヌシノミコトが、ワニに毛皮を剥がれて泣いていた因幡の白兎を助けてやったという話が関係しているそうですよ。
某映画のロゴみたい?蝙蝠(こうもり)紋
一見「バットマン」に見えますが、これもれっきとした紋です。
中国では蝙蝠(こうもり)の「蝠」は「福」と同じ発音となり、蝙蝠は吉兆とされてきました。使用例は少なく、中国から帰化した一族が使用していたといいます。
なんだか映画のロゴとごっちゃになりそうですね・・・。
日本代表のエンブレムでおなじみのあの鳥も!烏紋
熊野大社直系の鈴木氏が使用している三本足の烏紋は、サッカー日本代表のエンブレムとして使われている八咫烏(やたがらす)と同じものです。
古代中国では三本足の烏が太陽の中に住んでいると考えられ、神聖視されていました。日本では、神武天皇を導いた烏が三本足と言われています。
ちなみに和歌山県の熊野三山では今でもこの八咫烏が神の使いとして祀られており、日本サッカーの生みの親・中村覚之助が熊野出身だったことことから、シンボルマークとして使われるようになったのだそうですよ。
限られた氏族しか使えない馬紋
相馬氏など、馬の名産地の氏族が使用するのが馬紋です。桓武平氏将門流の相馬氏とその一門しか使えません。
相馬氏の「繋ぎ馬」という紋は平将門の馬を表し、天から与えられた特別な馬であるため普通の人は乗ることができずに繋いでおいたという話に由来します。
いかがでしょうか?
自分の家の家紋が動物だったら、あらゆるアイテムに載せてしまいそうですね。
動物の家紋は他にもまだまだあります。興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。
(xiao)
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