慶応3年(1867年)10月14日、江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜が朝廷へ政権返上を申し入れ、翌日受諾されました。この大政奉還によって1603年以来の江戸幕府、そして鎌倉時代から続いた武家政治は終了したのです。
大政奉還から150年の節目を迎えた今年、京都市では大政奉還150周年記念プロジェクトを実施。幕末維新に活躍した偉人たちにゆかりのある日本全国の都市とともに様々な取り組みがなされています。
そのなかのひとつが、この「幕末維新スタンプラリー」!
全国各地にある幕末維新ゆかりの地21都市を、歴史を学びながらスタンプを集めて回ろうというこの企画。
スタンプは計22種類が用意されており、集めた数に応じて賞品が当たるのですが、なんと全制覇した方は、あの徳川慶喜公が大政奉還を諮問した「二条城・二の丸御殿大広間」で記念撮影ができるらしいのです!通常は入室できないので、これは本当にレア。
歴人マガジン編集部としては参加せずにいられません・・・!
というわけで都内のスタンプラリー会場に行ってみました
さっそく、編集部から一番近いスタンプ設置会場である千代田区立日比谷図書文化館へ行ってみました。
皇居近くの日比谷公園にある千代田区立日比谷図書文化館は、江戸・東京の歴史が学べる「知の拠点」として平成23年度に開館。1階の常設展では、「将軍の城づくり」と題して千代田区による江戸城発掘調査での考古資料などが展示されており、江戸・東京の歴史を紹介しています。
明暦の大火(1657)で焼けた江戸城本丸御殿に葺かれた三葉葵鬼瓦や、御殿で保管されていたと思われる中国陶器なども展示されていますよ。
その常設展の出口付近に、お目当ての「江戸城」スタンプが設置されていました。
ということで、記念すべき一つ目のスタンプを押してみました!
絵柄は各地のゆかりの人物などが描かれています。例えば高知市の高知市立龍馬の生まれたまち記念館では坂本龍馬、日野市の日野市立新選組のふるさと歴史館では土方歳三デザインのスタンプが用意されており、歴史好きは集めたくなること間違いなし。あ~日本全国全部集めてまわりたいっ(取材費があればなぁ・・・笑)
スタンプの設置場所で配布されているガイドブックと一緒に各地を回れば、それぞれの場所にまつわる歴史も学べますよ。(※スタンプの設置場所は下記のHPをご参照ください。)
期限は年内いっぱいの12月31日まで。さあ、どこまで集められるでしょうか!?
歴人マガジン読者の中に挑戦者がいたらぜひお知らせください!
『大政奉還150周年記念 幕末維新スタンプラリー』
実施期間:平成29年1月22日(日)から平成29年12月31日(日)まで
応募方法:
1. 各都市のスタンプ設置場所を巡ってスタンプを押印!
2. 必要事項をハガキに明記して、応募しよう!
3. 巡った都市の数(スタンプの数)により、抽選で旅行券などが当たります!
応募締切:平成29年12月31日(日)当日消印有効
スタンプ設置箇所:スタンプ設置・ガイドブック配布施設(PDF)応募方法など、詳しくは公式HPをご覧ください。
大政奉還150周年記念プロジェクト http://www.taiseihokan150.jp/stamprally/
(編集部)
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