【歌舞伎ビギナーにおすすめ】映画館で気軽に楽しむ「シネマ歌舞伎」とは?

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【歌舞伎ビギナーにおすすめ】映画館で気軽に楽しむ「シネマ歌舞伎」とは?

日本の伝統芸能”歌舞伎”。江戸時代から現代まで多くの人々に愛され続けてきた歌舞伎ですが、「内容が難しそう」「面白さがわかるか不安」といったイメージから敬遠してきた人も多いのではないでしょうか?そんな歌舞伎ビギナーのみなさんにおすすめしたいのが「シネマ歌舞伎」です。

今、歌舞伎が面白い!

400年以上の歴史をもつ歌舞伎は、音楽、踊り、芝居がひとつになった日本の伝統芸能です。個性的で奇抜な身なりをする「傾く(かぶく)」という言葉が由来で、江戸時代初期に出雲阿国という女性が演じた「かぶき踊り」が始まりといわれています。

有名な「仮名手本忠臣蔵」「曽根崎心中」「勧進帳」といった昔から上演されてきた演目だけでなく、近年は人気漫画「ワンピース」や「風の谷のナウシカ」を原作とした新作歌舞伎や、初音ミクとのコラボが話題となった「超歌舞伎」といった新しい歌舞伎が生まれ、老若男女問わず新たなファンを増やし続けています。そんな歌舞伎の魅力を気軽に映画館で楽しめるのが「シネマ歌舞伎」なのです。

新たな観劇スタイル「シネマ歌舞伎」とは?

シネマ歌舞伎「怪談 牡丹燈籠(かいだん ぼたんどうろう)」より 2020年9月11日(金)~9月17日(木)上映

歌舞伎の持つ本来の面白さ、美しさ、そして心を打つ感動の場面の数々を身近に感じてもらいたいという願いのもと2005年にスタートしたシネマ歌舞伎は、歌舞伎の舞台公演を撮影し、映画館のデジタル上映で楽しむことができる新しい観劇スタイルです。

最先端の撮影技術を駆使して多彩なカメラワークで撮影されたシネマ歌舞伎は、高画質のハイビジョン映像と5.1CHサラウンドの音響により、生の舞台そのままの魅力と臨場感をスクリーンに再現。俳優の息遣いや衣裳の細やかな刺繍まで見ることができる映像の美しさは、生の舞台とはまた違ったシネマ歌舞伎ならではの魅力となっており、従来の歌舞伎ファンもスクリーンへ足を運んでいます。

ラインナップは30作以上!まずは上映スケジュールをチェック!

シネマ歌舞伎「三人吉三(さんにんきちさ)」より 2020年11月20日(金)~11月26日(木)上映

2005年に始まったシネマ歌舞伎は30作を超えるラインナップがあり、毎年新作も公開されています。現在も活躍されている歌舞伎役者はもちろん、故・十八世 中村勘三郎などもう観ることのできない名優の演技を味わうことができるのも、シネマ歌舞伎の魅力のひとつといえるでしょう。現在、毎月1作品ずつシネマ歌舞伎を楽しめる「月イチ歌舞伎」が全国34館の映画館で上映中。かつて公開した作品も再上映をしているので、シネマ歌舞伎HPで詳しいスケジュールや上映劇場をチェックしてみてください。

音声ガイドで歌舞伎をもっと楽しめる!

「初めての歌舞伎で内容を理解できるか不安…」そんな方におすすめなのが「シネマ歌舞伎イヤホンガイド」アプリ。舞台の進行に合わせて、物語の見どころ、時代背景、あらすじ、衣装や化粧の意味、独特な約束事などをタイミングよく解説してくれるサービスが、劇場だけでなくシネマ歌舞伎でも利用できます。

シネマ歌舞伎の次は本物の歌舞伎を観てみよう!

シネマ歌舞伎「阿古屋(あこや)」より 2021年2月19日(金)~2月25日(木)上映

歌舞伎には興味があるけど、劇場に行くまでの一歩が踏み出せない…そんな歌舞伎ビギナーはまずこのシネマ歌舞伎で歌舞伎の魅力に触れてみるのはいかがでしょうか?そしてぜひ実際の劇場へ足を運んでみてくださいね。

最新の公演情報や用語解説など、歌舞伎に関する情報は歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」をチェック!

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