城好きならご存じの「日本100名城」。登城記念のスタンプラリーを集めている方も多いのではないでしょうか。
昨今の城ブームもあり、今年も様々に城を楽しむ企画が予定されています。そんな数々の城イベントを主催しているのが、日本城郭協会。昭和31年4月に任意団体として設立された日本城郭協会は、「日本100名城」の制定やスタンプラリー、「日本城郭検定」の実施など幅広く城の啓蒙活動を行っています。なかでも今年2017年は「続日本100名城」の発表が話題を呼んでいます。
日本100名城と続日本100名城
まずは「日本100名城」から詳しく見ていきましょう。平成18年に、日本城郭協会が財団法人となり40周年の記念事業として設定されました。翌年平成19年にはスタンプラリーが開始。100名城の選定については、以下のルールをもとに制定されているそうです。
①優れた文化財・史跡
②著名な歴史の舞台
③時代・地域の代表
④各都道府県から1城以上5城以内
また、日本100名城の制定から10年、日本城郭協会の財団法人化50周年を記念して、「続日本100名城」が選定。そして2017年4月6日の「城の日」に文部科学省から発表されました。
詳しくはこちらをご覧ください。
城郭協会HP:http://jokaku.jp/2017/04/06/next-top-100-castles-announced/
やっと選ばれたか!という城も多いですね。
ちなみに現在、100名城スタンプラリーをクリアした方は1400人を超えているそうです。
すでに制覇した方は、続日本100名城を舞台に新たなスタンプラリー合戦が始まりそう。
実はヨーロッパ100名城もあります!
日本だけでなく、「ヨーロッパ100名城」というスケールの大きい城の選定も日本城郭協会が行っています。ヨーロッパを訪ねる日本人の増加に伴い、平成22年に選定。選定基準は日本100名城と同様とのこと。
例えばプラハ城(チェコ)やサンタンジェロ城(イタリア)といった日本人も多く訪ねる観光地、城郭都市ローテンブルク(ドイツ)や城郭都市ロードス(ギリシア)といった城郭都市、モンサンミッシェル大修道院(フランス)などが挙げられます。
ヨーロッパ旅行に行かれる際はあわせて訪れて、日本の城との違いを楽しむのもいいですね。
今年は受験者全員に限定特典が!日本城郭検定
年に2回実施されている日本城郭検定も日本城郭協会が主催。
4級から1級まであり、合格者には合格認定証が贈呈されます。「城マニア」の男性ばかりが受けているのでは?と思うかも知れませんが、受験者の3割は女性、年代別でも20代以下が2割と、女性や若者にも人気の試験となっています。
次回は2017年6月11日(日)に実施。
記念すべき第10回は、受験者全員に特別特典として「続日本100名城」のオリジナル手ぬぐいがプレゼントされるそうです。「続日本100名城」がプリントされた手ぬぐいは、まだどこにも販売されていない貴重な品!この機会に城郭検定に挑戦してみてはいかがでしょうか?
現在早期申込み割引中!詳しくは公式HPをご覧ください。
日本城郭検定HP:http://www.kentei-uketsuke.com/shiro/
好評につき今年もクリスマスに開催!『お城EXPO 2017』
昨年、初開催にして3日間で延べ約19,000人もの来場者で盛り上がった「お城EXPO」、早くも2回目の開催が決定しました!
今年もクリスマスにパシフィコ横浜での開催が予定されており、「続日本100名城」に関する企画展示なども含めるとのこと。今から期待が膨らみますね。
『お城EXPO 2017』
開催日:2017年12月22日(金)~12月24日(日)
開催会場:パシフィコ横浜 会議センター(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
主催:お城EXPO実行委員会(公益財団法人日本城郭協会、株式会社ムラヤマ、株式会社東北新社、パシフィコ横浜)
URL:http://www.shiroexpo.jp
※詳細は『お城EXPO 2017』WEBサイトにて随時掲載予定
続日本100名城の発表も手伝って、ますますお城ブームが過熱しそうな2017年。
このGWは城郭検定の勉強も兼ねつつ、続日本100名城めぐりなんていかがでしょうか?
(編集部)
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