日本にはたくさんのお城がありますが、建築物のあるお城ばかりではなく、石垣だけが残っているようなものも多くあります。もちろん案内板を見たりしてお城があった頃に想いを馳せることはできますが、できればこの目で見てみたいですよね。
今回ご紹介するのは、ARやVRといった最先端技術を取り入れることによって、そんなお城好きの願いを叶えてくれるアプリです。
新たなお城観光を楽しめる「延岡城アプリ」
株式会社シーエスレポーターズと宮崎県延岡市の株式会社ケーブルメディアワイワイが連携してリリースされた「延岡城アプリ」は、続日本100名城にも選ばれた延岡城の魅力を伝えるアプリです。
このアプリにはAR(拡張現実)、VR(仮想現実)、AI(人工知能)といった最先端技術が導入され、当時の様子を迫力ある映像と共に体験したり、延岡城の歴史などを楽しく学べるような内容になっています。
宮崎県を代表する近世城郭・延岡城
延岡城は、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の命を受けて延岡の地に赴任した高橋元種によって1603年(慶長8年)に築城されました。二の丸にある高さ22mを誇る高石垣は「千人殺し」と呼ばれており、ひとつの石を外すと石垣全部が崩れて、千人を殺すことができる仕掛けがあったといわれています。現在は城山公園として整備されており、石垣以外にも天守台や曲輪跡などの遺構が残っています。2017年には、日本城郭協会によって「続日本100名城」に選定されました。
ARで当時の延岡城がよみがえる!
延岡城跡公園でアプリを起動すると、なんと目の前に城壁が!「延岡城アプリ」では、AR(拡張現実)の技術によって現在では残っていない延岡城の建築物を風景の中に復元させることができるのです。現地のいくつかのスポットでAR機能を立ち上げると、築城時にその場所から見えた延岡城の城壁や、「千人殺し」と呼ばれた石垣の様子を現在の風景と重ね合わせて表示してくれます。もちろんARと一緒に記念撮影することもできますよ。
VRで延岡城周辺を探索できる!
現地に行けない方でも当時の延岡城を楽しむ方法があります。このアプリでは築城時の延岡城の三階櫓と周辺環境をVR(仮想現実)で復元しており、スマホに表示されるバーチャル空間の中を探索することができるのです。これもお城好きにはたまらないコンテンツですね。
AIが質問に答えるガイド機能や延岡城検定も!
その他にも、延岡の観光キャラクター「チキなん番長」と「のぼるくん」にチャットを送ると、延岡の歴史や延岡城についての知識、延岡の観光などキーワードに反応して質問に答えてくれるガイド機能も搭載しています。ガイド機能などで延岡城について学んだら、ぜひ「延岡城検定」で腕試しを!入門、初級、中級、上級からなる4コースを受けることができます。
さらに、現地を訪れたユーザーだけが参加できる謎解きゲームもあります。延岡城の見どころの謎を解いていくことで、延岡城や歴代の藩主についての知識を深めていくことができますので、現地に行った方はぜひチャレンジしてみてください。
『延岡城アプリ』
価格:無料
対応端末: iPhone5以降 iOS9.0以上 / Android OS5.0以上
公式サイト:http://www.wainet.co.jp/nobeokajyou/
ダウンロード:
【iOS】https://goo.gl/JRjXLr
【Android】https://goo.gl/hoZ75M
※AR機能は延岡城跡公園(宮崎県延岡市東本小路)でのみ起動します
©株式会社ケーブルメディアワイワイ
©CS-REPORTERS
いかがだったでしょうか?ご紹介した延岡城のほかにも、お城巡りをさらに楽しくするためのアプリがたくさんリリースされています。お城巡りを検討される際はぜひチェックしてみてください!
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