このサイトは個人的に嬉しい発見でしたので、歴人のみなさんにも知らない人がいたらお知らせしたいと思います。
それは「日本民家再生協会」というNPO法人。
「日本の民家を次代へ引き継ぐ」という理念のもと、日本全国の民家再生や地域再生、学習や広報活動などを行っています。
ふむふむ・・・とサイトを巡っていくなかで、会長は誰だ?と思ってみたら、なんと『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の尾道三部作 大林宣彦監督ではないですか!
その他特別会員として女優の市毛良枝さん、作家CWニコルさんなど各界の著名人がいる、とても大きな団体だったのです。
・・・・・またもやYは知りませんでしたが(汗)
ともあれ、この協会が行っている活動は多岐に渡りますが、中でも私が興味をもったのは「民家バンク」というもの。
「民家を譲りたい」という方と「民家を譲り受けたい」という方のマッチングサービスで、同協会が現地調査した物件がデータベースになっています。
譲り受けが決まり、移築する際の解体・運搬費・民家バンクの情報料はかかるが、民家自体はなんと無償だというのがビックリです。協会発足以来89件もの移設を扱った実績もあるそう。
移築だけではなく、そこに住みたい場合は別途交渉が可能。
そこでデータベースを見ると、岩手県奥州市に築180年を数える素晴らしい古民家を発見。
中にある板戸の美しさに思わず声が出てしまいました。
「これが無償・・・無償ってタダだよね・・?」っていう感じ。
その他にもリノベーション(再生)という形で手を入れて、自分好みに変えられる物件もあります。
カバー写真の美しい写真は築150年の古民家をリノベしたものだそうですが、ほぼフルリフォームとはいえ美しすぎませんか!?
とはいえ家一つ解体して運ぶというのも大変な手間がかかるし、もちろんその前に建てる土地がないとダメだし・・といろいろな現実問題はあります。
それにせよ、そのままでは取り壊されていく運命にある日本の素晴らしい資産を残していくという活動には心より賛同し、ここにご紹介させていただきました。
どうでしょうか、歴人マガジン読者のみなさん!
お気に入りを見つけて、味のある民家で暮らすというのも夢のあるお話じゃないでしょうか?
この際引っ越しをしてしまうという選択もありかもしれませんね。
副編集長Y
参照元 「日本民家再生協会」オフィシャルサイト
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