戦国時代最強といわれた武田信玄公。
彼の前には、織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も存亡の危機に直面したほど、最も天下に近かった戦国武将ですよね。
その武田信玄の所領だった甲州(山梨県)を9ヶ月間に渡って巡り、撮影したショートムービーとTVCMが公開、秀逸だと話題になっています。
このムービーを制作したのは、山梨県で天正10年(1582年)創業した株式会社 印傳屋 (いんでんや)上原勇七。
鹿革に漆で模様付けした「甲州印伝」の総本家として、400年以上も伝わる伝統工芸品を製造販売しています。
江戸時代、遠祖上原勇七(現十三代)がこの技法を考案し、近年まで門外不出とされ代々の家長上原勇七のみに口伝で伝承されてきました。
印傳屋は天正十年(1582年)の創業以来、甲州印伝の総本家として現存する最古の印伝細工業者だそうです。
この動画は、甲州の歴史とともに歩んできた同社が、地元への感謝とエールを込めて、甲州の魅力を広く世界へ発信することを目的として制作されました。
このムービーについては「甲州で生まれ育った方はもちろんのこと、日本人なら誰しもが感じる懐かしさ、自然の美しさや儚さを生活に取り込み文化として洗練させてきた日本人ならではの美意識を再認識できるような映像です」とのこと。
百聞は一見にしかず。まずはムービーをご覧ください。
いかがでしょうか。
私は「これこそCoolJapanだ!」とそのクオリティの高さにビックリしました。保存版にしたいくらいです。
美しく輝く富士、四季折々の美しい風景、甲州に住まう人々のさりげない1シーン、そして同社に400年引き継がれてきた甲州印伝の美しさ。
同社の甲州を愛する思いが全面に余すところなく表現されています。
さらにこの印傳屋さんは、2012年より海外向けのオリジナルブランド「INDEN NEW YORK」をプロデュース、世界に向けて積極的な事業アプローチを行っているとのこと。
そこでオフィシャルサイトで商品をチェックしたところ、これがまたカッコいい!!
しかも下世話な話ですが、私はこのクオリティにしてはお値段が安すぎるんじゃないか!?と思うほど。海外の観光客にも人気になるでしょうね。
日本で培われた素晴らしい伝統技術を海外へ拡げていく試みとしては、素晴らしいプロジェクトだと感銘を受けたわたくし、冗談抜きに自分で札入れを購入しようかと真剣に検討しております。。
副編集長Y
参照元
「株式会社 印傳屋 上原勇七」オフィシャルサイト
「400年の歴史を持つ「印傳屋」が約9カ月にわたり甲州の四季と伝統を映像化。ショートムービー&TVCM公開。」PR Times
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