先日、複数の素晴らしいアーティストの作品展を開催した、東京都内の高級ホテル「目黒雅叙園」にある東京都の指定文化財「百段階段」。
ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下をもつことから通称「百段階段」と呼ばれ、階段廊下の南側にはかつて晴れやかな宴が行われた7つのお部屋があります。
各部屋には樹齢数100年を超える床柱や、天井や欄間には当代屈指の著名な作家たちによって創り上げられた世界が描かれています。
この百段階段で「神の手」を持つアーティストにスポットを当てた初めての合同展は大きな反響を呼びました。
関連記事:【目黒雅叙園〜6/28】まさに神の手!日本の誇るアーティスト合同展「神の手●ニッポン展」
この百段階段で、新たに2015年8月9日(日)まで、「和のあかり×百段階段」展が開催されています。
今回の目玉は、日本屈指の祭り「青森ねぶた祭」の“ねぶた”のあかり。
釘一本打てない文化財・百段階段へ、巨大なねぶたを展示する…この前人未到の挑戦に挑むのは平均年齢33歳、若手ねぶた師集団「ねぶた屋」の4名です。
流派が異なる4名のねぶた師が、「ねぶた史上初となる流派を超えた4人の合同作品制作」にチャレンジ。
私も弘前出身の知人にねぶたは青森県内で少しずつ流派が異なり、作り方や絵柄が違うと聞いたことがあります。
今回まさにその流派を超えて、この業界活性化のために協力しての開催になったとのこと。
実際のねぶた祭で使用された貴重な作品も含め、絢爛豪華な部屋にめいっぱい飾られ、息を呑むほどの迫力の作品を間近で見ることができます。
お祭りシーズンを前に、全国各地の“祭りのあかり”が園内に大集合。
可愛らしい金魚の形をした提灯を灯した、山口県の「柳井金魚ちょうちん祭り」や日本三大火祭りの一つである「山口七夕ちょうちんまつり」のそれぞれの提灯が部屋一面に展示されます。
また、園内の回廊には高さ12m、大迫力の秋田県「秋田竿燈(かんとう)まつり」の竿燈や、宮城県の「仙台七夕まつり」の装飾が展示されています。
お祭り気分を更に盛り上げる、浴衣での来園もおススメだそうです。
このグループ展の期間中は、毎年人気の展覧会招待券と浴衣セットプレゼン&着付け、そして料亭でのランチがついたお得なプランが販売中(金・土・日・月・祝開催)。
日本料理「渡風亭」 ¥10,186(税・サ込)で、通常より13,000円もお得な大人気プランなのだそう。
うーん、個人的には浴衣美人とセットでこの美しい展示を見てみたい・・・
また、和のあかり展に出展される葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」をヒントに海の青と波しぶきをイメージしたカクテルのほか、出展者・川村忠晴氏の“草木のあかり”バージョンに装飾されたカフェ&バー「結庵」では、展覧会の招待券、コラボカクテルオードブル各1品がセットになったプランも用意されています。
さらに、文化財初のアコースティックソロライブ&ナイトミュージアムとして「和のあかり展ナイトツアー×アコースティックライブ」も同時開催。
和のイルミネーションで彩られた閉館後の文化財「百段階段」を舞台に、7月15・16日(各日18:30〜 予約制)にチョーイケメン尺八演奏家 石垣秀基氏のアコースティックライブがあるそうです。
和のあかりに照らされた文化財を、素敵な演奏と共に楽しみ、演奏後にワンドリンクと軽食で乾杯するというたまらない演出。
下世話な話ですが、これだけの演出で3,500円では安い!
各種チケット販売および予約はコンビニなどでも可能、詳細はオフィシャルサイトで確認ください。
私は友人の結婚式でしか行ったことがない目黒雅叙園ですが、素晴らしい企画が目白おし。
はい!このダジャレがどうしても書きたかったのです。失礼しました!
私も取材に行こうと思います!
副編集長Y
参照元:
「和のあかり×百段階段展」 目黒雅叙園オフィシャルサイト内
@Press
■「和のあかり×百段階段」展 開催概要
展覧会名:「和のあかり×百段階段」展~日本の祭り、12のあかり~
開催期間:2015年7月3日(金)~2015年8月9日(日)38日間
開催時間:日曜日~木曜日 10:00~18:00(最終入館17:30)
金曜日・土曜日 10:00~19:00(最終入館18:30)
夜の文化財ガイドツアー
日曜日~木曜日 18:00~19:00(見学)その後食事
金曜日・土曜日 18:30~19:30(見学)その後食事
入場料 :当日券 1,200円、前売券 1,000円、学生 600円
※全て1名料金(税込)
会場 :目黒雅叙園東京都指定有形文化財「百段階段」 (東京都目黒区下目黒1-8-1)
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