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【司馬遼太郎の名著、初の映像化】映画「峠 最後のサムライ」2020年公開決定!“知られざる英雄”河井継之助を描く歴史超大作!※2020/6/3更新

「燃えよ剣」「関ヶ原」「龍馬がゆく」などの作品を世に送り出し、世代を超えて熱烈なファンを数多く持つ歴史小説界の巨星・司馬遼太郎。そんな彼が幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた国民的ベストセラー小説「峠」が、ついに映画「峠 最後のサムライ」として初映像化されることが決定しました。

主役の“知られざる英雄”河井継之助を演じるのは、日本映画界を代表する俳優・役所広司。幕末の動乱期、新政府軍と戦う道を選んだ英雄・河井継之助の悲劇的な生涯を通し、改めて「サムライ」=日本人の生き方、リーダーとしてのあるべき姿を問う超大作です。

※2020/6/3:映画の公開情報を更新しました。

ストーリー

敵軍50,000人に、たった690人で挑んだ“最後のサムライ”
慶応3年(1867年)、大政奉還。260年余りに及んだ徳川幕府は終焉を迎え、諸藩は東軍と西軍に二分していく。
慶応4年、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに戊辰戦争が勃発した。越後の小藩、長岡藩の家老・河井継之助は、東軍・西軍いずれにも属さない、武装中立を目指す。戦うことが当たり前となっていた武士の時代、民の暮らしを守るために、戦争を避けようとしたのだ。
だが、和平を願って臨んだ談判は決裂。継之助は徳川譜代の大名として義を貫き、西軍と砲火を交えるという決断を下す。
妻を愛し、国を想い、戦の無い世を願った継之助の、最後の戦いが始まった……。

累計発行部数381万部超! 司馬遼太郎の名著「峠」がついに初映像化

歴史作家・司馬遼太郎によって1966~1968年に毎日新聞で連載された「峠」は、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を題材にした作品です。それまでほとんど名前の知られていなかった河井継之助の名を一躍世間に広め、これまでの累計発行部数は381万部超というベストセラーとなりました。徳川慶喜による大政奉還が奏上され、260年余りに及んだ江戸時代が終焉を迎えた動乱の幕末を生き、最後には武士として、新政府軍と戦う道を選んだ河井継之助の生涯が、今回初めて映像化されます。

越後長岡藩家老・河井継之助とは?

長岡藩の武士として生まれた河井継之助は、江戸遊学で佐久間象山に蘭学や砲術を学ぶと、長岡藩に戻り当時としては革新的な藩政改革を行いました。戊辰戦争の際には、江戸藩邸の資財を売却して当時日本に3門しかなかった最新鋭のガトリング砲を調達。新政府軍と旧幕府軍のどちらにも属さず、武装中立をもって和平を目指した継之助と長岡藩でしたが、新政府軍に受け入れられず、奥羽越列藩同盟に加盟することに。やがて北越戦争が開戦すると、継之助は巧みな戦術やガトリング砲で応戦し、いったんは敵の手に落ちた長岡城を奇襲で奪還するなどしましたが、敵の戦力には勝てず、再度の落城で敗戦。重症を負った継之助は、会津へ向かう途中でこの世を去りました。継之助が行った改革やその思想は後世に多大な影響を与え、知られざる偉人と呼ばれています。

関連記事:【長岡藩家老:河井継之助】幕末最後のサムライと呼ばれた男の生き様

役所広司ほか豪華俳優陣が結集!

実力ゆえに一介の武士から越後長岡藩の筆頭家老に抜擢される、“知られざる英雄”河井継之助を演じるのは、言わずと知れた日本映画を代表する俳優・役所広司。自分の命を顧みず妻を、仲間を、そして国を守ろうとする継之助を魅力的に演じ、「サムライ」としての生き方を体現してみせます。

その継之助をいかなる時も信じ、支え続けた妻おすがには、数々のテレビ・映画・舞台で活躍を続ける女優・松たか子。そして、長岡藩の先代藩主で、藩の命運を継之助に託す牧野忠恭(雪堂)には仲代達矢がキャスティングされています。

このほか、継之助の父・代右衛門は田中泯。母・お貞には香川京子。継之助の良き相談相手となる小山良運に佐々木蔵之介、良運の息子、正太郎は坂東龍汰。従者の松蔵に永山絢斗、なじみの娘・むつに芳根京子、継之助と生死を共にする川島億次郎に榎木孝明、側近の花輪求馬に渡辺大。幕府軍・松平定敬に矢島健一、継之助に戦争の虚しさを思い知らせる老人に山本學、月泉和尚には井川比佐志。徳川家最後の将軍となった徳川慶喜を東出昌大、敵対する官軍の岩村精一郎を吉岡秀隆が演じます。

山本帯刀役のEXILE AKIRA

さらに、ダンサーやモデルとしての活躍に加え、俳優としても評価の高いEXILE AKIRAが、河井継之助の良き理解者として共に新政府軍と戦う越後長岡藩家老・山本帯刀を演じます。

監督・脚本には黒澤明監督の助監督として数々の名作に携わり、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した初監督作品「雨あがる」以来、人間の美しい在り方を描いてきた日本映画界の名匠・小泉堯史。映画「影武者」で助監督としてキャリアをスタートさせた小泉監督が、監督として初めて本格的な合戦アクションに挑みます。

出演者コメント

役所広司 :河井継之助 役

美しい映画を求め続ける小泉監督作品に再度参加できることはこの上ない幸運です。世界中で知られている「サムライ」という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います。

松たか子 :おすが 役

出演させていただけること、大変光栄に思っています。継之助さんの夢の邪魔をせぬよう、役所さんの足を引っ張らぬよう……先輩方から学べることに感謝しながらつとめさせていただきます。

仲代達矢 :牧野忠恭(雪堂) 役

時代劇の中ではよく信長や信玄がもてはやされますが、私はタヌキオヤジと言われながら二百五十年余の日本の平和を築いた家康の方が本来の侍の様な気がしています。今回の作品でもそうした侍の在り方が問われるでしょう。

EXILE AKIRA:山本帯刀 役

小泉監督から直々にお手紙をいただき、「峠 最後のサムライ」にかける、なみなみならぬ熱き思いに心を打たれました。黒澤明監督のDNAが詰った現場で、作品に携われる事に誇りをもって、1分1秒噛みしめながら撮影に挑ませていただきました。今の時代だからこそ、大切にしなければならないメッセージが強く映し出されている作品だと思います。日本だけでは無く、世界中のたくさんの人々にも観ていただけたら嬉しく思います。

映画「峠 最後のサムライ」

出演:
役所広司
松たか子 香川京子 田中泯 永山絢斗
芳根京子 坂東龍汰 榎木孝明 渡辺大 AKIRA
東出昌大 佐々木蔵之介 井川比佐志 山本學 吉岡秀隆
仲代達矢
監督・脚本:小泉堯史
音楽:加古隆
原作:司馬遼太郎「峠」(新潮文庫刊)
配給:松竹、アスミック・エース
公式サイト:http://touge-movie.com/
© 2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

 

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