みなさんこんにちは!
突然ではありますが、歴人マガジン編集部Yは一昨日から昨日にかけ福井に取材に行き日本100名城のひとつ「丸岡城」を取材してきました!
天気も素晴らしくとてもよかったので、なるべく早くみなさんにお伝えしたいと思い、本日土曜日に投稿することにいたしました。
丸岡城は別名「霞ヶ城」と呼ばれ、古くは戦国時代天正4(1576)年に織田信長の家臣であった柴田勝家の甥 勝豊によって築城。
柴田勝家が豊臣秀吉によって滅ぼされたのち、度重なる城主を迎えていましたが、関ヶ原の合戦後、徳川家康の次男結城秀康が越前に入封、その附家老であった本多成重が城主として入城、その後大名となり丸岡藩を治め、町づくりを行いました。
そのため、実質的にはこの丸岡城を城下町とともに治めた武将としては、本多成重がメインの殿様になるようですね。
また「霞ヶ城」の別名は、「合戦時に竜が現れて霞を吹き城を隠した」という伝説に基いているそうです。
建物は独立式望楼型2重3階で、最古の現存天守とする説もあり。
1948年(昭和23年)の福井地震により倒壊するも、元の古材を80パーセント近く使用して1955年(昭和30年)に再建されたこの天守は、江戸時代またはそれ以前に築かれ、現在まで保存されている大変貴重な「現存12天守」のうちの一つとして、国の重要文化財に指定されています。
建物はご覧のとおり、黒板のシブい外観。
小高い丘の上にポコッとある小さな城ですが、天守内に展示してあるジオラマを見る限り、周りに堀を巡らせた立派な城だったようです。
早速天守に登ってみようとふと見ると、中の階段がとても急で、ロープが付いています。
なんともアンチバリアフリーな構造ですが、城だから当然か(笑)
石垣は「野面積み」と呼ばれ水はけがよく、大雨でも崩れることがないそうです。その大きさに比べて質実剛健なイメージですね。
さらに特徴的なのは6,000枚使われているという「石瓦」。全部で120トンともいわれるそうですが、通常の焼き瓦では、豪雪地方の厳しい寒さに凍結して耐えられないからだという説もあります。確かにこのあたりは冬になると寒そうですもんね・・
天守自体は小さく時間もそれほどなかったので、写真はこれくらいになりますが、小粒ながらさすがに歴史のある城の趣が十分。
最近地元を離れていなかった私にとって、戦国時代を忍ばせる大変に心沸き立つ時間でした。
そこで最後にとっておきの写真を・・・タイトルの通り私は「奇跡」に遭遇します。
この地方には有名な「九頭竜川」があり、県のシンボルになっているほか、丸岡城内には、守り神として「龍神」が祀られている、竜に縁のある土地。
城を後にする時に、その竜神様にお参りをして城を出た私は、空を見上げて思わず言葉をなくしました。
まずはご覧ください!
これ、どう見ても「竜」ですよね???
しかも・・・さらに!!!!!!
この、単にジョークや戯れ言というにはあまりにも奇跡的な空の景色に「竜神さまが歓迎してくれたのだ」と私は確信を持ちました。
しかもこの雲の方向、まさに「九頭竜川」の方角なんです!!
私が遭遇したこの感動を皆さんにもどうしてもシェアしたかったのです。あー嬉しい(笑)
ちなみにこの取材旅行、1泊のみの超弾丸ツアーでしたが、北陸新幹線が東京〜金沢まで開通したので、そこから特急に乗り継げば金沢から約1時間弱で最寄りの芦原温泉駅まで来ることができ、そこからバスで20分。首都圏からでもその気になれば日帰りだってできちゃうほど近いですし、各種夜行バスも福井まで出ていますので、アクセスはバッチリ。
そうそう、旅行の楽しみの一つであるご飯も水もとにかくおいしい。
特に県をあげて現在PRしている「福丼県(ふくどんけん)」キャンペーンでは、県内各所にあるおいしい「丼」も満喫できます。
ということで10年ぶりくらいの福井でしたが、人のあたたかさや優しさ、ご飯のおいしさも再認識した福井にぜひみなさんも行ってみてください。
歴史ある史跡や寺社仏閣、深い自然を楽しみながら、あなたも広い空を気持ちよさそうに泳ぐ九頭竜に会えるかもしれませんよ!
副編集長Y
参照元:
「丸岡城特集」坂井市丸岡観光協会オフィシャルサイト
「丸岡城」wikipedia
●霞ヶ城(丸岡城)公園管理事務所
住所 坂井市丸岡町霞町1-59
TEL 0776-66-0303
開城時間 8:30~17:00 (最終入場は16:30迄)
入城料 大人300円 小中学生150円