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【 大妖怪展 】7月5日から江戸東京博物館に大集合!絶対見たい日本の妖怪3つ

【 大妖怪展 】7月5日から江戸東京博物館に大集合!絶対見たい日本の妖怪3つ

2016年7月5日(火)より東京都江戸東京博物館で、同年9月10日(土)より大阪府のあべのハルカス美術館にて開催される「大妖怪展」。
「土偶から妖怪ウォッチまで」というサブタイトルの通り、日本史上全体を通して日本人が妖怪など異界の存在とどう向き合ってきたかをうかがえる企画展となるようです。
というわけで「大妖怪展」に展示される妖怪の見どころの一部をご紹介!

災厄・疫病を退散させる「神虫」

「辟邪絵 神虫」(奈良国立博物館蔵)

「辟邪絵 神虫」(奈良国立博物館蔵)

12世紀頃に制作された絵巻物「辟邪絵」。
疫鬼を懲らしめて退散させる神々の姿を描いた絵巻物で、国宝に指定されています。その中で描かれている神虫(しんちゅう)は、ぎょろりとした目、鋭い歯と大きな口が特徴。8本ある足のそれぞれで疫鬼を捕まえています。
仏教界の南方・瞻部州の山に住み、朝に300、夜に30もの鬼を食べるそうです。こちらの絵巻物は東京会場の前期に展示されます。

源頼光と渡辺綱によって退治された怪物「土蜘蛛」

「土蜘蛛草紙絵巻」(東京国立博物館蔵)

「土蜘蛛草紙絵巻」(東京国立博物館蔵)

日本史上で語られる「土蜘蛛」は、はじめは朝廷に服さぬ異民族をさす言葉。それがいつしか妖怪をさす山蜘蛛と混同され、定着していきました。
「大妖怪展」で展示される土蜘蛛は、妖怪の方。山の洞窟に住む巨大な蜘蛛で、空飛ぶ髑髏や大量の妖怪、美女によって人を惑わして食らいます。

東京会場で展示されるのは、そんな土蜘蛛が酒呑童子退治で有名な源頼光とその配下・渡辺綱によって退治される絵巻物「土蜘蛛草子」。こちらも前期のみの展示予定です。

「渡辺」の苗字のルーツは鬼退治で有名なあの人?

琵琶の擬人化?付喪神?「琵琶牧々」

「百鬼夜行絵巻」(京都・真珠庵蔵)

「百鬼夜行絵巻」(京都・真珠庵蔵)

琵琶が琵琶法師の姿になった妖怪・琵琶牧々。名前も姿もわりと有名でしょうか。初出は江戸時代の妖怪画家・鳥山石燕の『百器徒然袋』ですが、そのモデルとも言うべき絵が室町時代の絵巻物『百鬼夜行絵巻』に描かれています。
こちらでは同じく琵琶を頭部として人の体がついている妖怪が、琴の妖怪を引っ張っています。
『百鬼夜行絵巻』は「大妖怪展」東京会場・大阪会場共に後期展示の予定です。

以上、3体(?)の妖怪を紹介しました。

各妖怪で触れた通り、「大妖怪展」では東京会場と大阪会場、またそれぞれの前期、後期で展示物が変わるようです。
足を運ぶ予定の方、ぜひ事前に展示物を確認してお目当てのものを見逃さないようご注意くださいね!

『大妖怪展』
会期:2016年7月5日(火)~8月28日(日)
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
公式サイト:http://yo-kai2016.com/outline.html

(Sati)

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