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【 愛刀・陸奥守吉行や新婚旅行の手紙も!】 特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」が開催

【 愛刀・陸奥守吉行や新婚旅行の手紙も!】 特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」が開催

幕末というよりもむしろ日本史上に燦然と輝くヒーロー・坂本龍馬。今回、彼の没後150年を記念して、特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」が京都国立博物館を皮切りに開催。全国を巡回する本展が、2017年4月29日(土・祝)~6月18日(日)東京で待望の開催となります。
近年見つかった「超」貴重な資料も展示されるとのこと。その見どころを少しだけご紹介します!

日本史に輝き続ける巨星・坂本龍馬

坂本龍馬湿板写真 江戸時代 慶応二年(1866)または三年(1867) 高知県立歴史民俗資料館蔵

坂本龍馬湿板写真
江戸時代 慶応二年(1866)または三年(1867)
高知県立歴史民俗資料館蔵

※東京会場のみ3日間展示。他会場と東京の左記期間外は複製を展示。

犬猿の仲と言われた薩摩藩と長州藩の間を取り持ち、世紀の薩長同盟を成立させて大政奉還の実現に大きな役割を果たした坂本龍馬ですが、慶応3(1867)年に京都の近江屋で暗殺され、31歳の生涯を閉じました。短くも太く、あまりにも鮮烈な生き方は、今も昔も私たち日本人を魅了し続けています。もし彼が暗殺されていなかったらと思うと、想像は尽きませんよね。

今回の展示資料は約200点を数え、これほどの規模の龍馬展は10年以上開催されておらず、とても貴重な機会なんですよ。そして、ごく近年に新たに見つかったものも登場するので、見逃すことはできませんね。

龍馬が近江屋で暗殺された時の血が付いている「梅椿図」という血染めの掛け軸や屏風、坂本家の家紋が入った服や手紙など、龍馬の人生を追うことができるものばかりが展示されます。特に手紙からは龍馬の人柄をしのぶこともできるので、龍馬フリークならずとも見ておきたいですよね。幕末の京都の様子を知ることができる瓦版や、美しい錦絵も展示されます。龍馬の生きた時代を感じることができますね。

龍馬の愛刀が勢ぞろい!

さて、やはり龍馬と言えば「剣豪」のイメージがあると思います。
そんな彼が愛用した刀が今回展示されるのですが、これがまたとても貴重なものなんですよ。

ひとつは、京都国立博物館が所蔵しており、最新機器での検証が進められた結果、近年「陸奥守吉行」と正式に判明した刀です。これは近江屋で暗殺された時にも龍馬が持っていて、襲ってくる敵の刀をこの鞘で受けたと言われています。反りがないのが特徴です。

刀 銘吉行 坂本龍馬佩用 江戸時代 京都国立博物館蔵

刀 銘吉行 坂本龍馬佩用 江戸時代 京都国立博物館蔵

※全会場で展示。

また、龍馬が生前に海援隊の菅野覚兵衛に譲った「山城国西陳住埋忠明寿作」の銘が入った刀も展示されます。これは明治時代に坂本家に戻されたそうですよ。

刀 「山城国西陳住埋忠明寿作」と銘がある 坂本龍馬佩用 江戸時代 京都国立博物館蔵

刀 「山城国西陳住埋忠明寿作」と銘がある 坂本龍馬佩用
江戸時代 京都国立博物館蔵

※全会場で展示。

そして、京都のみの展示となるのが「勝光」「宗光」の銘が入った脇差です。この脇差と前述の二振りの刀が3本そろって公開されるのは、87年ぶりのことだそうです。

TV取材中に偶然発見された、龍馬直筆の手紙

2014年、TV番組の収録中に発見された龍馬直筆の手紙も展示されます。
これは「越行の記」と呼ばれる手紙で、後藤象二郎に宛てたものです。大政奉還の後、新政府の財政を任せたい福井藩の三岡八郎(後の由利公正)に会いに行った話が書かれています。
書いた時期も、近江屋事件の直前ということで、専門家もびっくりの大発見だったんです。

龍馬書簡 慶応三年十一月 後藤象二郎宛「越行の記」 江戸時代 慶応三年(1867)

龍馬書簡 慶応三年十一月 後藤象二郎宛「越行の記」 江戸時代 慶応三年(1867)

※京都会場のみの展示

また、姉・乙女宛ての手紙には、妻のおりょうとの新婚旅行のことが書かれています。二人で登った高千穂峰の豪快なスケッチも見ものですよ。乙女には何でも話せたようで、土佐を出て勝海舟の弟子となった時の手紙には「四十歳までは家に帰らない!」という宣言も見られます。

重要文化財 龍馬書簡 慶応二年十二月四日 坂本乙女宛(部分) 江戸時代 慶応二年(1866) 京都国立博物館蔵

重要文化財 龍馬書簡 慶応二年十二月四日 坂本乙女宛(部分)
江戸時代 慶応二年(1866) 京都国立博物館蔵

※全会場展示。ただし展示替えあり。

龍馬が亡くなって150年も経つんですね・・・。はるか遠い時代の人ですが、こういう展示を見ることで、彼の感じた世の中を再発見したいものです。京都だけの展示があるというのが実にニクいですけれども、お住まいが遠い方でも見に行く価値は十分ありそうです!

16 龍馬ロゴ(モノクロ横)
「没後150年 坂本龍馬」
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
開催期間:2017年(平成29年)4月29日(土・祝)~6月18日(日)
開館時間:午前9時30分から午後5時30分(土曜は午後7時30分まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし5月1日・5月15日は開館)
公式サイト:東京都江戸東京博物館

※京都会場は終了しました
会場:京都国立博物館 平成知新館(1F・2F)
開催期間:2016(平成28)年10月15日(土)~11月27日(日)
休館日:月曜日
開館時間:午前9時30分から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
※ただし会期中の毎週金・土曜日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
公式サイト:京都国立博物館

(xiao)

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