鹿児島県にある仙巌園は、万治元年(1658)、島津義弘の孫にあたる島津光久によって築かれた別邸です。5万平方mをほこる広大な敷地内には、歴史的建造物から資料館、お土産店まで見どころ満載。そんな仙巌園で、名将・島津義弘の甲冑を着装して記念撮影ができる特別企画が開催されます。戦国ファンなら見逃せない、その内容をご紹介します。
国内外の要人に愛された仙巌園
薩摩藩2代藩主の島津光久によって築かれた仙巌園。最大の魅力は、錦江湾や桜島を庭園の景観にとりいれた、雄大な景色です。幕末の名君、島津斉彬もこよなく愛し、篤姫も足を運びました。南の玄関口といわれた薩摩の歴史・風土にふさわしく、中国文化の影響が色濃く見られることも特色のひとつ。さらに温帯と亜熱帯の境に位置することから、数多くの珍しい植物も見られます。
そのため、幕末から近代にかけては、薩摩藩・鹿児島県の迎賓館のような存在でもありました。幕末には勝海舟、明治以降には、大正天皇、昭和天皇をはじめとする皇族など、国内外の数多くの要人が訪れています。
また、園内や隣接地は、島津斉彬とその遺志を継いだ人々によって建てられた、日本初の工業地帯、集成館の跡地でもあります。近代日本の技術力、工業力の原点の地であるとされ、2015年7月には「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録されました。
さらに、大河ドラマ「篤姫」でも正門や水道橋がロケ地として使われたことでも知られています。仙巌園の公式Twitterでは、「西郷どん」の撮影も行われている?らしいので、放送時は見逃せません!
雄大な桜島、歴史ある建物を背景に甲冑撮影!
そんな仙巌園で、本格的な甲冑の着装と記念撮影ができるのが今回の企画。戦国ファンなら参加しないわけにいきません。
島津義弘の鎧を着ることができるのは、全国で唯一、島津家の御庭だけ!
着装できるのは島津義弘のほか、島津斉彬の先祖にあたる伊達政宗、さらに子ども用として真田幸村の鎧もあります。槍や采配などを手に、戦国武将になりきることができますよ。
晴天時であれば、雄大な桜島を背景に、室内と屋外の合計4パターンを撮影。その中から選んだ1枚を現像、その他の写真データと合わせて後日郵送までしてくれるというサービスです。
また、園内にある尚古集成館別館では、2017年12月2日(土)〜2018年2月1日(木)まで、「島津斉彬展」が開催されます。お時間のある方はぜひ、チェックしてみてください。
島津ゆかりの地であることはもちろん、大河ドラマ「西郷どん」でも注目が集まることが確実視される仙巌園。これを機会にぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?
「甲冑武者写真」
開催日時:2017年12月8日(金)~10日(日)、15日(金)~17日(日)
①10:00~10:45、②10:45~11:30、③11:30~12:15、④12:15~13:00、⑤13:00~13:45、⑥13:45~14:30、⑦14:30~15:15、⑧15:15~16:00
開催場所:仙巌園内 秀成荘
料金:島津義弘鎧写(8000円)、伊達政宗鎧写(6000円)、子ども用・真田幸村鎧写(4000円)
※仙巌園入場料・撮影料込み
所要時間:約45分(内、甲冑の着脱時間約25分)
内容:
晴天時/計4パターン撮影(室内2パターン・屋外2パターン)
雨天時/計4パターン撮影(室内4パターン)
※お客様がお選びになった写真1枚を現像し、他の写真データと合わせて後日ご郵送。
※同一時間に着装できるのは、最大2名様まで。
お申込みは、下記の申込フォームをご利用ください。
http://www.senganen.jp/yoroi/
お問い合わせ:099-247-1551(仙巌園代表)
(編集部)
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