茨城県水戸市。
古くは江戸幕府の「御三家」と呼ばれる水戸徳川家が水戸藩として統治、水戸黄門でお馴染みの二代藩主光圀の時代に「大日本史」を編纂、幕末には「水戸学」と呼ばれるその激烈な尊王的政治思想で知られています。
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この水戸藩の藩校として天保12(1841)に作られた藩校 弘道館は平成27年4月文化庁より日本遺産に認定され、今後さらに入館者数の増加を見込んでいるとのこと。
そこで茨城県と水戸市は、BluetoothLEに対応したビーコン機能を活用したサービスを、水戸市の魅力を発信するスマートフォン向けアプリケーション「水戸のこと」に導入、弘道館の入館者にきめ細かい案内を提供することになったそうです。
このサービス、特別史跡に指定されている施設でのビーコンの導入は、なんと日本初なのだそうです!
やるじゃん水戸市!
しかしそもそも「ビーコンとはなんぞや?」ということですが、ビーコンとは情報を送るための小型の発信機のこと。
アプリをインストールした端末を持って、弘道館内の部屋7か所に設置されているビーコンに近づくと、端末にお知らせ画面が届くという仕組み。
各部屋ごとに動画や詳細な説明文が表示され、館内をより楽しく巡ることができます。
これなら歴史を詳しく知らない人も弘道館について詳しく学べますね。
最近史跡にこういった通信技術とアプリを連携させる事例が少しずつ増えてきましたが、とてもいい試みだと思います。
ぜひ他の自治体のみなさんにも参考にしてもらい、たくさんの歴史・史跡ファンが増えてくれることを願っています!
参照元:
ビーコンを使って弘道館を楽しもう 水戸市オフィシャルサイト
水戸市Facebookページ
アプリ「水戸のこと」
Android版 GooglePlay
iOS版 iTunes
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編集長Y
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