【 オモロイ 】宝くじ1枚33,000円!?江戸時代のモノの値段を追いかけてみた

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人々の営みのなかで、とにかく必要となる「お金」。
貨幣経済が日本で始まったのは奈良時代の和銅元(708)年に中国に習って鋳造された和同開珎が最初だと言われています。
そこから延々1300年以上、人間はこのお金を中心に経済を回してきたわけで、人の歴史とお金は切っても切れない関係だといっても過言ではありません。

今日はそんなお金の価値、つまりモノの値段がどうだったのかを江戸と現在で比べてみたらどうなんだろう?
さて、どんな結果が出るのでしょうか???

この違いはどっから!?ジャッジが難しい・・・

今回参照したのは、京都故実研究会の「江戸時代の貨幣価値と物価表」。
調査にあたり、江戸時代の平均貨幣価値として一文=16.5円で計算してみました。
一文とは、これまた有名な寛永通寳1枚の値段です。

寛永通寳。4,000枚で一両小判。
寛永通寳。4,000枚で一両小判。

ではわかりやすいところから「散髪(昔は髪結)」はどうでしょうか?
51d9eda089610ab0facb3dd8457b197f_s江戸時代は28文=462円!!や、安い・・・・
現在は美容室(サロン)であればカットだけでも5,000円くらいはしますよね。
まあ、男性向けには「10分カット」みたいな簡易なものは1,000円くらいでもあるので、そう考えると2倍〜10倍とかなりの開きがありますね。

では、年貢とされていた「」はどうかな?

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江戸時代は一升(1.5キロ)100文=1,650円。現在はおそらく10キロ(約七升)で3,000円くらいですから、やっぱり米は高いね。。
よくお百姓さんはアワやヒエといった雑穀を食べていたと聞きますが、この値段ではそうかもしれません。

と思いきや、私の大好きな蕎麦やうどんはどうだろう?と見ると・・・

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江戸時代は16文=264円。あれれ??わりと安いじゃない!?
このあたりからよく分からなくなってきます。

なかでも不思議なのは「ところ天」。江戸時代は70文=1,155円。
たっか!!おそらくこの加工技術がその値段なのかな・・でも蕎麦もうどんも麺にするのは変わらないのに・・
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ではモノを変えて今度は「」。
基本的にお武家様で持っていることが多かったわけですが・・・

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江戸時代は25両=165万円!!おお、さすがに高い!!
・・・とはいえ、現代で馬を買うとなると、それこそピンキリ。
競走馬で何億円とかで落札されているのを見ると、これもまたよくワカランぞ・・・・

ちなみに武士の魂「日本刀」も同じく25両。これも現代ではピンキリですが、まあ高いですね。
これくらいするだろう、という感じでしょうか。
2013120301002次は・・と探したら、大変なものを発見しました!

それは「身売り代」!
参照元では「娘が病気の親の薬代のため」のケースは50両=330万、「夫の窮地を救うため」は80両=528万なんだって・・・
これ、今では法律で許されていませんが、よく時代劇であるケースですよね。貧しいお家では実際にあったのでしょう。

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ではタイトルで書いた「宝くじ」。なんと1枚2分=33,000円もするんだって!
となれば知りたいのは当選金ですよね。これは1,000両=6,600万円だそうな。
これも正直確率がワカランのでなんとも言えないですが、おそらくそんなに当たったら胴元が潰れちゃうんで、絶対買わないな(笑)

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さて、最後にスケールを大きくして「幕府の収入」ってのも載ってました。つまり国家予算ですよね。
第八代将軍吉宗公の時代には80万両+米85万石=約1,930億円だとのこと。さすがにスケールでかい。
とはいえ現在は平成27年度で約96兆円と約50倍になっていますから、人口なども違いますしこれまたイマイチわからん。

ということで、いろいろと調べてみましたが、結論としては「よく分からないけどおもしろいわー」というなんともオチのない結果に。

でも、私としてはこれだけモノの値段が変わっても、蕎麦の値段は今とそう変わらないことに感激、ますます蕎麦が好きになった次第。
参照元のサイトにはこの他にも「大奥のワイロ」なんてのも載ってます。気になるでしょう?
ぜひ見てみてください。

参照元:
江戸時代の貨幣価値と物価表」京都故実研究会

編集長Y

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