猛将 真田幸村に仕えた十人のヒーロー達「真田十勇士」。
「あくまでも架空だ」「いや実在したはず」など、諸説ありながらも語り継がれてきた、猿飛佐助をはじめとする個性的なキャラクターは、真田幸村に負けずとも劣らない人気です。
2014年、その真田十勇士をモチーフにした舞台が大ヒット。
その後に映画版が制作されるという情報は以前より出ていましたが、昨日ついにクランクアップの報告会見が開催。
9/22(祝・木)の全国ロードショーに向け、喜び勇んで東京国際フォーラムまで行ってまいりました!
「盆・暮れ・正月いっぺんにくるような映画になります」堤幸彦監督 自信のコメント
「真田十勇士」は、アクション、頭脳戦、ユーモアなどが織り込まれたエンタテインメント超大作。
真田幸村が実はラッキーだけでのし上がった「ヘタレ」で、それを中村勘九郎さん演じる猿飛佐助が一世一代の大嘘で、本物の名将に仕立てあげるという斬新なストーリーです。
六文銭ののぼり旗が翻る豪華なセットが暗転し始まったのは、約4分の映像上映。
まだこちらは公開されていないですが、とにかくスゴイよ。
ドカンドカン、ガキンガキンもタップリ、しかも壮大なセットはさすがに映画のスケール感、公開の楽しみが広がります。
その後に信州上田真田陣太鼓保存会による真田陣太鼓の演目「出陣」が披露。
迫力のパフォーマンスにドキドキします。
その後、主演の中村勘九郎さん、共演の松坂桃季さん、大島優子さん、加藤雅也さん、大竹しのぶさん、堤幸彦監督らがフルメンバーで登壇。
監督以外は全員劇中の装束をまとったなんとも豪華な報告会見が始まりました。
まず中村さんから「舞台の時堤監督に『映画にもしてください』と言ったら本当になっちゃいました。寒い中での撮影は本当に過酷でしたが、みなさんのおかげで本当に素晴らしい現場でした」と挨拶。
続いて共演の霧隠才蔵役、松坂桃季さんはクールな雰囲気ながらも「監督に『馬と一緒に走って。しかも忍者だから手を振らないで』と言われ『何を言ってるんだろうか?』と思いました」と撮影時のエピソードを語り、会場には笑いが。
すかさず監督が「人間は10メートルまではどんな動物よりも早いんですよ。知ってます?だからその10mを使いましたよ」とツッコミ。いい感じです。
続いて女くの一火垂(ほたる)役の大島優子さんが登場。
「か、カワイイ・・・・そしてとにかく 顔が小さい(笑)」
「木をタテに走るアクションをワイヤーを使ってやりました。というかやらされた?監督はなんでもやらせるんです。でもホント監督は『イチイチすごいな』」と。
そこにまた監督が「木をタテに走れる女優は日本であなただけ。今後そんなオーダーが来ますよ」と太鼓判を押すという具合に、和気あいあいな雰囲気がいっぱい。
そしてわたくし個人的に大変掴まれたのは、真田幸村役の加藤雅也さん。
「希代の名将といわれた幸村の功績が実は偶然だった、という設定がとても気に入っています。堤監督とは、そんな幸村が最後に死を覚悟して、本当の武将になるというさじ加減をうまくやらないと嘘になると話していました。」とお話ししてくれましたが、まーとにかくシブカッコよかった。
映画の最後、ヘタレな幸村がどう変わるか、とても楽しみです。
続いて淀君役を演じた日本を代表する大女優、大竹しのぶさん。
「合戦のカット割りを見て「本当にこれを人がやるんですか?アニメにしたほうがいいんじゃないの??』と言ってしまいました。過酷な撮影をみんなが誇りをもってやった現場だなと思います。」と。
大女優ですがこの方はいつもチャーミングだなー。
こんな感じでみなさんの挨拶が進み、最後に堤監督が登場。
「何度見ても手に力が入り、笑い、涙するカットが大量で、「面白いな」「ハマるな」というのが正直なところです。日本映画でできるあらゆることを詰め込みましたので、盆・暮れ・正月がいっぺんにくるような映画に仕上げたいと思っています。」と現在編集中の映画について語ってくれました。
さらに映画と同時に上演する舞台について
「初演では役者さんはバックヤードでは針治療を受けながら舞台にでていてツラい状況だったのですが、再演はもっとすごいです。再演は映画を上回るものにしたいですし、映画は相乗効果で映画の最高峰を狙っていき、パワーをたたきつける作品にしたいです。」
とさらに熱く語ってくれました。
その他永山絢斗さん、加藤和樹さん、高橋光臣さん、駿河太郎さん、村井良大さん、荒井敦史さん、青木健さん、石垣佑磨さんと続けて挨拶。
彼らの写真もこれからtwitterでお見せしていきますので、お見逃しなく!
みんなが厳しい条件での撮影を話すので、本当に大変だったのでしょうが、みなさんの清々しい表情に、撮影を全うした満足感が伝わってきました。
しかしみんな本当に「面構え」がサムライでカッコよい。
若武者たちのキャスティングに、これは単なるエンタテインメント作品ではないと確信しました。
映画界、演劇界にとって日本初の試みとなるこの作品。
当然舞台も注目されるので、もの凄い気合の入ったものになるはずです。
「真田イヤー」を代表するこの作品、決戦は9/22(祝・木)全国にて開始。
続報が入ったらまたお知らせしますので、楽しみに公開を待つとしましょう!
参照元:
「真田十勇士」オフィシャルサイト
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編集長Y
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