「忍者といえば?」と聞けばほとんどの人がこの名前をあげるほど知名度の高い「服部半蔵」。
この服部半蔵率いる忍者たちが現代に蘇った「徳川家康と服部半蔵忍者隊」が、今回オーディションにより1名を除き新メンバーにチェンジ。
5/5の初お披露目から大きな話題を呼んでいます。さっそく取材してみました。
まずは新メンバーのカッコいいプロモーション映像をご覧あれ!(0:30)
徳川家康 絶体絶命の危機を救った伊賀忍者たち
さて、まずはこの服部半蔵忍者隊について歴史を追ってみましょう。
天正10(1582)年6月、天下統一を目前にした織田信長が、明智光秀に京都本能寺で討ち取られた「本能寺の変」。
この時大阪の堺にいて、絶体絶命の危機に陥った徳川家康一行は、明智軍から逃れるために、危険な伊賀(三重県)越えを決行しました。
「神君伊賀越え」とよばれるこのエピソードを、伊賀と甲賀の忍者300名で護衛したのが家臣の服部半蔵。
この一件で家康は半蔵を忍者の頭領に任命、伊賀者200名を尾張国鳴海で取り立て、彼らは「鳴海伊賀衆」とよばれたそうです。
今回の「服部半蔵忍者隊」は、この鳴海伊賀衆が現代に蘇ってきたというストーリーで結成されたのです。
県知事自ら忍者となり募集PR!
今回の忍者隊メンバー募集オーディションは「名古屋おもてなし武将隊」と同様、行政が力強くプッシュしての開催。
大村愛知県知事自ら金ラメ忍者装束でのPRを、歴人マガジンでも記事として紹介させていただき、大きな反響を呼びました。
【 愛知県やる!】「名古屋おもてなし武将隊」に続き「服部半蔵忍者隊」メンバー募集!
この募集に、日本はもちろん海外からの応募が予想を超えて殺到。
7名の募集に235名ものエントリーがあり、厳しい審査を経て今回のメンバーが選ばれたそうです。
大村知事のカラダを張ったPRも素晴らしいですし、なにより海外のNINJA人気、恐るべしです。
合格率30倍を超える超難関を突破した精鋭たち
そんな超難関のオーディションを突破し、晴れて忍者隊に選ばれた精鋭たち。
服部半蔵役の佐治和也(さじ かずや)さんは、アクロバットやヘッドスピンが特技のクールフェイスが魅力。
助乃心役の有馬真澄(ありま ますみ)さんは、愛知県の観光事業を自分の身体能力をいかして盛り上げたいという熱血漢。
三平役の生駒俊樹(いこま としき)さんは柔道初段、バク転が得意なんだそうです。
紅一点の水蓮役、山田瑛美(やまだ えみ)さんも小学校の文集で書いた夢が「忍者になりたい」だったとか。夢を叶えましたね!おめでとうございます!
伊吹役の藤田誠樹(ふじた せいき)さんは唯一、前メンバーからの継続メンバー。
藤田さんは、今回オーディションを再受験して再選されたそうです。スゴイ!!!!
服部半蔵忍者隊を世界一の忍者隊とすることが目標だそうです。
月影役の川合涼哉さんはブレイクダンス、アクロバットが特技。身体能力には自信アリ。
そして海外からの応募で唯一、天(SORA)役の座をゲットした「青い目の忍者」アメリカ人のクリス・オニールさんも、昔から忍者が憧れだった、と嬉しそうに記者会見で語っていました。
このような豪華で個性あるメンバーが、名古屋城でみなさんをお出迎え。
迫力の演武のほか、忍者衣装の試着体験、記念撮影、手裏剣体験などを一緒に楽しむことができます。
なんといっても忍者ですから、刀をもってのアクロバティックなパフォーマンスは、毎回真剣勝負で臨まないと大変に危険ですよね。
また、パフォーマンスが終わった後にはたくさんのファンの方との交流なども必要になるので、歴史や愛知県の観光に関する知識、またコミュニケーション能力も必要とされることでしょう。
注目度が大きい分、その役目は大変かと思いますが、愛知県が推進する「武将観光」を引っ張っていってほしいと思います。
彼らは毎週末、名古屋城で日に二回の演武を実施。
詳細な出演日や時間はオフィシャルサイトを確認のうえ、ぜひ新しく生まれ変わった服部半蔵忍者隊を応援しに行ってみてください!
参照元:
「徳川家康と服部半蔵忍者隊」オフィシャルサイト
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編集長Y
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