インパクト抜群のCMと大河ドラマ「真田丸」効果もあって、今最も注目を集めている武将・石田三成。
そんな石田三成ゆかりの地・滋賀県で今年5月から開催されているのが「石田三成に逢える近江路『MEET三成展』」。滋賀県彦根市・米原市・長浜市の3都市でいろんな三成に逢えるこの企画展、これはMEETせずにはいられませんッ!!
というわけで、歴人マガジン編集部がいざ近江へ出陣!三成愛にあふれたMEET三成展の様子をお届けします!
今回足を運んだのはこちらの三成スポット。
【長浜・米原会場】
・長浜駅「秀吉&三成出会いの像」
・長浜会場「湖北観光情報センター」
・三成めし「ふじ石亭」
・三成出生の地「石田会館」「石田神社」
・米原会場「観音寺本坊」
【彦根会場】
・龍潭寺(佐和山城跡)
・三成めし「四季菜」
・三成めし「いと半老舗」
・治部少丸
・三成めし「近江牛と近江鶏の店 近江や」
・彦根会場「開国記念館」
一緒に近江路を旅している感じでお読みいただければ幸いです(笑)
まずは前半【長浜・米原エリア】でMEETした三成をレポート!
長浜駅で『秀吉・三成出逢いの像』にMEET
MEET三成展、まずは長浜からスタートしました。駅に着いたら、観光案内所でスタンプラリーのパンフレットをゲット。
3都市の指定会場にあるスタンプを集めると、限定非売品グッズがもらえるということなので、絶対もらうべし!
長浜駅に着くと、なんと秀吉と三成がお茶を持ってお出迎えしてくれていました! 優しいーッ!お待たせーッ!
というのは冗談で、これは二人の出逢いのエピソードとして有名な「三献の茶」をモチーフに、昭和56年9月に建立されたもの。
駅に着いて早々、テンションが上がりますね。
ちなみに駅の反対出口からは各地をめぐる「三成バス」(土日限定)も出ており、可愛い三成くんともMEETできます。
長浜会場「真田丸ゆかりの武将展」で山本三成にMEET
さっそく駅から歩いて10分ほどの長浜会場「真田丸ゆかりの武将展」へ。
ここでは主に秀吉など大河ドラマ「真田丸」に出てくる武将たちを展示で紹介しています。
なかには石田三成を演じている山本耕史さんが書いた旗印「大一大万大吉」が!
駅からも近く、スタンプラリーのポイントでもあるので、まずはここに立ち寄っておきましょう。
三成めし『戦国三成御膳』をEAT
MEET三成展では、各地で三成にちなんだ料理が食べられる「三成めし」スポットもあるのです。(各地の三成めしスポットは、パンフレットやHPからもチェックできます♪)
今回伺ったのは、長浜駅から徒歩7分ほどにある「ふじ石亭」さん。
三成めしを出しているお店は、目印に旗が立てられています。
ふじ石亭さんでは三成めし「戦国三成御膳」(要予約)がいただけます。
落ち着いた個室に通されると、まず一杯のお茶が。
「あれ・・・ぬるい。(ハッ)」
そう、「三献の茶」の演出から楽しめるとは、粋ですよね〜!
そしてお楽しみの三成めし、「戦国三成御膳」がこちら!
見てお分かりの通り、かの有名な大一大万大吉の旗印が立てられ、石田家の家紋である「九曜紋」の通り並べられた八寸を中心に、三成が好んだとされる鮎の塩焼きや大福など、まさに目でも舌でも三成づくしなこの御膳。贅沢だわ・・・。
写真には入りきらなかったですが、あと他にも焼き味噌にぎりが付いており、どれも美味しくて食べ過ぎちゃいました。
ちなみにこちらは5400円のコースですが、3780円と8100円のコースもあり、ちょっとずつ料理が変わるそうなので、詳しくは予約の際に聞いてみてくださいね。
ふじ石亭HPはこちら
出生地「石田会館」で像とタクシーになった三成がMEET
お腹いっぱいになったところで、いざ三成ゆかりの地へ出陣。とくれば、これに乗らないわけには行きません!
こちらも話題になっていた三成タクシー。
あの人気ゲーム「戦国無双4」のイケメン三成をラッピングした、まさに歴女垂涎のタクシー。今回はこちらも事前に手配済みです(キリッ)。
他にも「大谷吉継」「島左近」バージョンもあるそうで迷いましたが、やはりここは王道の三成バージョンで!
三成タクシーは、「三成タクシー認定試験」に合格した選ばれしドライバーのみが運行しているそう。貸し切りで三成ゆかりの地を案内してくれるので、初心者にも心強い限り。
さっそく、三成タクシーに乗って三成の出生地である「石田会館」へ。
三成公グリーンロードと呼ばれる道(いわゆるあぜ道・・・ゲフン)を走っていると、三成関連の武将たちの電柱が立っていたり、バス停も三成モチーフになっていたりと徐々にテンションをあげてくれて何とも楽しい。三成愛に溢れてるっ!
そんな石田会館に三成タクシーで到着。
まさかこんなにイケメンになり、しかもタクシーになって帰ってくるなんて思いもしなかったでしょうね・・・。
石田会館では、有名な三成像や石碑を見られるほか、三成関連の書やパネル展示がなんと無料で楽しめます。
スタンプラリーのポイントでもあるので、ここはぜひ行くべきでしょう!
ちなみに御朱印や旗印なども販売していました(のでもちろん購入しました)。
近くには石田神社もあり、三成の辞世の歌が刻まれた石碑がありますので、そちらもあわせて立ち寄ってみてください。
【三成辞世の句】
筑摩江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく わが身なりけり
秀吉&三成がMEETした米原で、吉継にもMEET
そのまま三成展の米原会場である観音寺本坊へ。
ここが三成が秀吉と出会った地です。♪あの日あの時あの場所で君に会えなかったら〜ってやつですね。
あの「三献の茶」のエピソードでも有名です。
鷹狩りの際、のどが乾いてこの寺に立ち寄った秀吉に、寺の小僧だった三成はまず大きめの茶碗でぬるめの茶を出します。それを飲み干した秀吉に、2杯目の茶としてやや小さめの茶碗に先ほどより熱い茶を出し、もう1杯と秀吉が言うと、今度は小さな茶碗に熱い茶を点てて出したといいます。
その気遣いに関心した秀吉が、三成を見初めたという逸話です。近くにはその茶の水を汲んだとされる古井戸もあります。
米原会場「愛すべき正義漢」三成展では、大谷吉継もお待ちかね!
中では「三献の茶」が頂けるとともに、三成の功績や逸話、ゲームでの三成などの展示があります。大河ドラマで三成を演じている山本耕史氏のサインも飾られていました。
こちらもスタンプラリーの会場となっており、受付では特製の飴ももらえます!
ちなみに三成スポットではないですが、関連スポットとして「大谷吉継の首塚」も米原にあります。
米原駅から歩いて行けないこともないので(15分くらい)刑部好きな方はこちらで思いを馳せてはいかがでしょう。
ひとりで行くと、高確率で刑部殿とふたりっきりになれます。(自分が行ったときは農作業中のおじさまがひとりいらっしゃいましたが)
また、米原市では治部&刑部好きにおすすめな三成めし第2弾が発売されています。
その名も「三成『押』(治部少・刑部少の美しき友情)」!!
(何それ食べたい・・・)
東海道本線で米原から一駅、醒ヶ井駅近くにあるかなやキッチンさんで購入できるそうなので、ちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
民からの三成愛を感じた長浜路
三成の出生地ということもあり、長浜・米原エリアは各地で三成愛を感じることができ、大満足でした。今も昔も、民から愛されているんですね。地元の人たちも、もっと本当の三成のことを知ってほしいとおっしゃっていました。
後編・彦根路編では、表舞台に出た後の三成ゆかりの地を中心にMEETしていますので、そちらもご覧ください!
石田三成に逢える近江路「MEET三成展」
期間:2016年5月14日(土)~ 11月30日(水)
会場:彦根会場(開国記念館)、米原会場(観音寺本坊)、長浜会場(湖北観光情報センター)
主催:びわ湖・近江路観光圏活性化協議会参照元
石田三成に逢える近江路「MEET三成展」
「石田三成×滋賀県」ポータルサイト
三成めしはここからチェック!
(編集まきびし)
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