7月から大阪北区の国立国際美術館で開催中の特別展「始皇帝と大兵馬俑」。
約2,200年前の古代中国を初めて皇帝として統一した人物始皇帝は、マンガ「キングダム」のモデルでもあり、日本での知名度はとても高い人物ですよね。
この特別展は、この時代の副葬品で後年多数発掘された俑（よう）という人形をはじめ、当時の貴重な文物なども展示されているスケールの大きなもの。
今回大阪の飲食店のタイアップ企画も展開されており、そのクオリティの高さが話題になっています。
まずは特別展のスケールにビックリ
今回の特別展は7/5（火）〜10/2（日）まで開催、すでに東京と福岡でも多数の来場者を集め、大きな話題に。
「20世紀の考古学で最大の発見」とまでいわれている兵馬俑のなかでも選りすぐりの10体をはじめ、始皇帝が地下を含む陵墓一体に空前の規模で築き上げた「永遠なる世界」の展示や、キングダム人気も相まって、各地で大成功を収めての大阪開催です。
俑は副葬品として、このように亡くなった人の埋葬の際に埋められたものですが、とにかく凄いのはこの一体一体のクオリティの高さ。
それぞれ兵士や馬にいたるまで、まさに匠ともいえる高い技術で彫刻が施されおり、当時の兵馬のデティールがよく分かります。
「キングダム」の作者である原泰久さんも、キングダムの甲冑や馬車などはこの兵馬俑を参考にしたそうですよ。
現在も引き継がれているその技術がニンジン彫刻に！
さて、今日の本題は近隣のホテルや中華料理店で始皇帝や兵馬俑にまつわるオリジ ナルメニューや料金割引などが実施されるコラボキャンペーン。
アイキャッチ画像でお分かりのように、まさに大兵馬俑ばりのクオリティでつくられた「ニンジン彫刻」のクオリティにビックリです。
今回登場する「ニンジン彫刻」は、北京料理 徐園（大阪市西区）のコース料理の前菜で提供されるもの。
「大兵馬俑コース」（税込4,200円/2名～）と「始皇帝コース」（税込6,000円/2名～）が対象。名前まで興味をそそりますね。
なお、展覧会の観覧券を提示すると、それぞれ10％引き。展覧会が終わる10月2日までの予定されています。
このほか、堂島ホテル内の中華料理店「瑞兆」や、リーガロイヤルホテル大阪でも、特別メニューの提供や観覧券提示による割引などが行われているそうです。詳しくは各店舗へお問い合わせください。
これは「カービング」と呼ばれ、タイのものが有名なようですが、中国にも古くから伝わっているほか、日本でも多くの教室が開かれている人気の技術です。
そもそもが彫刻ですから、すでに2,200年前、いやもっと前から中国各地にあり、今も引き継がれていることを認識しました。
また今回は、会場の記念撮影コーナーで展示しているものと同じ兵馬俑のレプリカが設置され、料理と一緒にその造形美を楽しんでいただける店舗もあるのだとか。
まさに夏休み真っ盛りですが、今年は大阪でこの特別展で見て、さらに食べて始皇帝と兵馬俑の世界観を堪能されてはいかがでしょうか？
― 特別展「始皇帝と大兵馬俑」 開催概要 ―
会期＝7/5（火）～10/2（日）
会場＝国立国際美術館 （〒530-0005 大阪市北区中之島 4-2-55 ）
開館時間＝午前 10 時～午後 5 時、金曜日は午後 7 時まで（入場は閉館の 30 分前まで）
休館日＝月曜日 ＊ただし、9 月 19 日（月・祝）は開館
観覧料＝一 般：（当日）1,500 円（団体）1,300 円 大学生：（当日）1,200 円、（団体）1,000 円 高校生：(当日) 600 円、（団体） 500 円
＊団体は 20 名以上 ＊中学生以下無料
＊心身に障害のある方とその付添者 1 名は無料（要証明書）
主催＝国立国際美術館、陝西省文物局、陝西省文物交流中心、ＮＨＫ大阪放送局、 ＮＨＫプラネット近畿、朝日新聞社
後援＝中国大使館 協賛＝野崎印刷紙業、ダイキン工業、竹中工務店 協力＝全日本空輸、ダイキン工業現代美術振興財団
参照元：
特別展「始皇帝と大兵馬俑」オフィシャルサイト
「国立国際美術館」イベントページ
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編集長Y
©陝西省文物局・陝西省文物交流中心・秦始皇帝陵博物院
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