戦は、わが人生の如し・・・。
戦国時代初期、稀代の軍師として名を馳せた甲斐武田軍伝説の軍師・山本勘助。そんな彼の夢と野望に満ちた生涯を描いたのが、大河ドラマ「風林火山」だ。
主演に大抜擢された内野聖陽や、テレビドラマ初出演のミュージシャン・GACKTなど、多彩な出演陣も大きな話題となった本作を、チャンネル銀河では9月5日(月)より放送する。
「真田丸」で徳川家康役を好演中の内野聖陽が山本勘助を熱演
軍師・山本勘助を演じるのは、好評放送中の大河ドラマ「真田丸」で徳川家康を好演している内野聖陽。大河ドラマへの出演は第37作『徳川慶喜』以来2度目であったが、NHK金曜時代劇『蝉しぐれ』の演技が高く評価されたことで主役に大抜擢されている。
幼少期に疱瘡(ほうそう)を患って隻眼となり、片足も不自由だったという勘助を演じるにあたり、主演の内野は「人間臭さ」を徹底的に追求。左目の特殊メイクや、ボロボロの衣装といったこだわりが、ワイルドな勘助像を作り上げた。また、勘助のトレードマークである眼帯についても、シチュエーションによって様々な形が使われており、制作陣の強いこだわりが感じられる。
そして主演の内野聖陽以外にも、「真田丸」のキャストが多数出演。秀吉役で存在感を発揮している小日向文世が、本作では諏訪頼重として登場。武田信玄、山本勘助と大きく関わっていく。その他にも、出浦昌相役の寺島進が第1話で戦死する武将・赤部下野守を好演している。
ミュージシャン・GACKTが新鮮で妖美な上杉謙信を演じる
“軍神”と呼ばれた天才武将・上杉謙信を演じたのは、本作がテレビドラマ初出演となるミュージシャン・GACKT。誰もが予想していなかったキャスティングに、「どんな上杉謙信になるのか?」と大きな注目が集まった。
「謙信の持つ信念と美しさを表現したい」と謙信役に挑んだGACKTは、その美しさとカリスマ性で、かつてない妖美な謙信像を作り上げた。川中島の戦いでは、本陣に座す信玄のもとへ馬で単騎乗り込む圧巻の騎乗術も披露している。
また、GACKTは放送終了後も新潟県上越市で毎年開催されている謙信公祭に上杉謙信役で出演するなど、ドラマの枠を超えて”謙信愛”を貫き続けている。
虎と龍、宿命の対決“川中島の戦い”
“甲斐の虎”武田信玄と”越後の龍“上杉謙信。両雄が激突するのが、戦国時代最大の激戦であり、本作のクライマックスである「川中島の戦い」だ。
この戦いで勘助は、軍を2つに分け、別働隊に上杉軍を追い立てさせたところで本隊がそこを討つという「啄木鳥戦法」を提案する。しかし、この作戦は上杉軍に見破られ、武田軍は劣勢に。勘助は死をもって責任を取るとし、敵中に切り込んで奮戦するも、最後は討死してしまう。
死闘の最中を白馬で颯爽と駆け抜けて武田本陣に乗り込む謙信の姿と、矢や銃弾の雨を浴びても何度も立ち上がり、天下取りの野望を最後まで捨てなかった勘助の死に様が、視聴者に鮮烈な印象を与えた。
大河ドラマ「風林火山」
放送日:2016年9月5日(月)スタート 月-金 午後2:00~
番組ページ:http://www.ch-ginga.jp/movie-detail/series.php?series_cd=1845
【ストーリー】
戦国時代の乱世、最強軍団といわれた甲州武田軍。その軍旗は「風林火山」。 武田軍の孤高の軍師・山本勘助(内野聖陽)は、武田信玄(市川亀治郎/市川猿之助)こそ唯一の覇者と信じ、天下取りの夢を賭けて、さまざまな軍略をめぐらせる。しかし、その行く手には越後の龍・上杉謙信(GACKT)が立ちはだかる・・・。
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画像:大河ドラマ『風林火山』©NHK
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