古代エジプトの王であった「ファラオ」。
これ、恥ずかしながらYは知らなかったのですが、個人名ではなく君主の称号を指すものなんですね。
今回、そのファラオを支えた王妃や女王の中で、最も有名な人と言えば「絶世の美女 クレオパトラ」。
をはじめ、大ピラミッドを建造したクフ王の母ヘテプヘレスや、こちらも有名な少年王ツタンカーメンの祖母ティイなど、古代エジプトにその名を残した女性たちに焦点を当てた特別展「クレオパトラとエジプトの王妃展」が7月11日から東京国立博物館で開催されるそうです。
今回の特別展は、エジプトをテーマにした特別展としては実に15年ぶり。
パリのルーヴル美術館やロンドンの大英博物館など、約12ヶ国から40を超える所蔵先から貴重な名品が一同に会する展覧会だそうですので、これはかなりビッグなプロジェクトですね。
そうそう、クレオパトラといえば「鼻」と思い浮かぶくらいに有名な「クレオパトラの鼻がもし低かったら歴史が変わっていた」という言葉。これはフランスの哲学者パスカル
が述べた言葉だそうですが、意味としては「大事に大きな影響を及ぼす些細(ささい)な物事」のたとえ話としてパスカルが語ったといわれているようです。
彼女がエジプトで即位していたのは、こちらもまた有名なローマ帝国のシーザーの時代。
この時代、軍事力で圧倒的に有利だったローマ帝国と対等な同盟関係を結ぶために、自分が毛布にくるまり、シーザーへ自分を貢ぎ物として捧げたという気合いの入った人だったようです。その後二人は息子シーザリオンを授かりますが、たった4年でシーザーは殺されてしまいます。
その後シーザーの後ろ盾を無くし、再びエジプトが危機に直面した彼女は、シーザーの後継者であったと言われるアントニーにも接近し、彼の心をも射止め、エジプトの安全を守りました。後世では「2人の男をたらし込んだ悪女」と言われることもあるようですが、その身を呈してエジプトを守ったという見方もできますよね。しかし美人は大変だ・・・
さて、しかしこの話はオチもあります。
今回の特別展でトリノ・エジプト博物館より借りてきたクレオパトラの頭部像を見てビックリ。
「鼻 かけてるやんけ!!!!」
と、思わずエセ関西弁が出てしまったYです。
まあ、前述のようにあくまでも鼻の話は例え話ですからまあいいんですけどね。
今回の特別展は、2000年以上も昔に必死に生きた女性たちの姿を思いを巡らせながら楽しめると思います。7月を楽しみにお待ちください。
副編集長Y
参照元
「東京国立博物館」オフィシャルサイト
「古代エジプトの名品約200件が集結!「クレオパトラとエジプトの王妃展」7月11日から開催」PRTimes
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